妹の写真を部屋に貼りまくったり抱き枕にプリントしたりする兄(変態)と、
そんな兄を盲愛し、盗撮して興奮する妹(変態)との同居生活を描くコメディ。
妹が好きで好きでたまらないのに、妹にはそれを隠し通したい兄に対して
妹は兄の想いを知った上で、兄から手を出してくれるのを待っているという状況。
兄の前では良い子でいる彼女の、兄に悪い虫がつきそうになる時の豹変ぶりがすごい。
アパートの住人を盗聴して脅したり、私物を燃やしたり、暴力を振るったり何でもアリ。
そして、このアパートの住人とのやり取りがなかなか面白い。
お互いに邪な感情を抱く兄妹という設定は、既存の作品にも散見され目新しさは感じられない。
しかし、妹がアパートの住人に対して平気で牙を剥き容赦がないという点や、
兄がシャイで妹一筋、そしてエロ本収拾に精を出すような横道に逸れないことなど、
登場人物の行動や性格が違うだけで、読んでみた印象はずいぶんと異なる。
『お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!』と比べるとこちらの方が読みやすい様に感じた。
祝TVアニメ化~。 実は、発売日前に予約して買ったのですが、 レビューはTVアニメ記念で書きました~。 初回限定版だからなのか2枚組です。 おまけCDが付く(こちらもドラマ満載。) (キャスト) 真紅果林:広橋涼 雨水健太:吉野裕行 ヘンリー・マーカー:石井康嗣 カレラ・マーカー:篠原恵美 真紅煉:高橋広樹 真紅杏樹:下屋則子 ブギーくん:宮本克哉 時任麻紀:小林美佐 上郷市子:伊藤静 吉村茂:平川大輔 このキャストでアニメ同じなんでしょうか? イメージ変わるから変えないでほしいな~。 カレイドスターでのそら役がかりんの声を 担当してますが、そのイメージの違いを 思い浮かべながら聞いても最高~。 声のイメージもバッチり。かりんの漫画の 動きがイメージできてすごく良いです。
これまでお兄ちゃんに邪すぎるベクトルを向けていれば 幸せだった乃亜ちゃんへのストーカーが登場。 思えばこの話、登場人物がみな変態だが 牛久保弟のこれは、すでに犯罪者だろう。 よくここまでのキャラを描けるものだと感心する。 ところで、乃亜ちゃんの露出度と変質行為が 回を重ねるごとにエスカレートしているが 「COMICすもも」が成人雑誌に指定されないか、心配です。
私、原作の大ファンなんです。
だから、メインストーリーは知ってるんです。
でも、第一話オープニングが始まった時、ついつい「オリジナルストーリーで展開か?」と勘違いしました。
何と言うか、反則です、あの技。実に上手い。
見ている人はほぼ100パーセント勘違いすると思います。
(どういうオープニングなのかはネタバレだから書きません。)
基本的にこの物語はラブコメなんです。ギャグ路線なんですよ。
ギャグの奥義は「緊張と緩和」だと言われいます。
例えば、ちょっと間違えたら爆発する時限爆弾を緊張感バリバリの音楽、及び、汗をたらたら流す演出を加え「これが最後だ!」とふたを開ける。
そしたら「ハズレ」って書いた紙が入っていた。
そういう類のものです。
その演出が全てにわたって完璧でした。
あと、もうちょっとで走る電車に身を投げようとする女性を(ネタバレだから書きません)
真っ暗な暗闇で薄ら笑みを浮かべながら血の入ったワイングラスを(ネタバレだから書きません)
流血まみれの少女が(ネタバレだから(略)
冷静に考えたら、バンパイア物として考えた時、全て反則です。
第1話に至っては、サブタイトルを画面に出すのは「本編が終わってから」です。
そんなもん、反則に決まってます。
それと第2話以降のオープンニングに映ってる「それ」もどう考えても反則です。
しかし、ここまでやってくれれば実に素晴らしい。
華麗にして見事な反則勝ちを決めてくれました。
傑作です。
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