少し前のことになるが,「片づけられない女」がマスコミを賑わした。多くは「片づけられない = 大人のADHD(注意欠陥多動性障害)」という図式での報道だった。日本ではこの図式がすっかり定着してしまったが,私はそんな単純で皮相的な図式では片づけられないのではないか,という疑念をずっと抱いていた。そんな私の疑問に明快に答えてくれたのがこの本。強迫性障害というと,何時間も手を洗い続ける「潔癖症」が代表的だが,家じゅうにモノを貯め込む「ホーディング(hoarding)」は意外にも同じ範疇の心の病気だとこの本は指摘する。ADHDが遠因となっている例も少なくないが,ADHDをもつこどもが不適切に養育された結果,成人後に強迫性障害を発症しやすくなるとも考えられる。強迫性障害には認知行動療法の一手法である曝露反応妨害法の有効性が認められており,筆者らも実際にその手法を用いて症例を治療している。解決策が示されてないというレビューもあるが,本書の症例の治療経過そのものが解決策だと思う。
就職が決まって独身寮に入る時、CDラジカセとこのCD一枚を持って 新しい生活に入っていったのがもう20年くらい前。 よく街中でも「クリスタルの恋人たち」やタイトル曲が流れていたから、 随分売れていたのだろう。酒を飲むのにもちょうど良いBGMだった。 FMであるミュージシャンがこの中の「MAKE ME A MEMORY」を紹介していて 夜の10時を過ぎた頃になると聴きたくなる曲と語っていた。 (10時からの番組の冒頭にこれを持ってきたのだった) それが妙に心に残って、これを選んだのだったが以来この作品は 事ある毎に聴き返す一枚となった。ケニーバレルとの「TOGETHERING」と共に。 氏の早過ぎる逝去を悼む。
私がクリスタル・ゲイルの歌を最初に聴いたのは、9曲目の 「DON,T IT MAKE MY BROWN EYES BLUE」、邦題「瞳のささやき」♪ 当時唯一の情報源の、FMラジオから流れる、その鼻にかかった甘い歌声に うっとりと聴き入りました!そして、何とも言えないムーディな曲★ その後、いろんな歌手がカバーしているように、まさしく名曲だと思います☆ シングル・レコードを買い、どれほど聴いたことでしょう・・・ 同じように、16曲目の「HALF THE WAY」軽快なポップナンバー☆ 21曲目の「YOU AND I」エディ・ラビットとのデュエットで、 とてもしっとり聴かせてくれる、AOR感覚溢れるバラード♪ 20曲目の「YOU NEVER GAVE UP ON ME」キュートで素敵なバラード☆ レコードが増えていくばかりで・・・ 私は別のベスト・アルバムCDを以前に購入したので、どちらかというと カントリー・シンガーとしてのクリスタル・ゲイルの魅力の集大成でしたが、 この「GREATEST HITS」★、上記の曲が含まれていて、また全25曲でこの価格も嬉しい限りです☆ クリスタル・ゲイルという女性シンガーを知るのには、 まさに、とっておきなベスト・アルバムと言っていいと思います♪ ちなみに、映画「ワン・フロム・ザ・ハート」のサントラ・アルバム・・・ トム・ウェイツとのデュエットや、クリスタルのソロ・パートなど こちらも魅力全開で、聴き応えあります★ クリスタル・ゲイル・・・大きな瞳で、とても綺麗な女性ですが カントリー、ポップス、ジャズまで、歌が上手い人は、何を歌っても上手いです♪
クリスタル・ゲイルはカントリーのカテゴリーに入れられてはいますが かなりクロス・オーバーなアーティストです。 残念ながら日本盤はほとんど廃盤ですが、輸入盤では数多くのベストアルバムが発売されています。 彼女の場合はポップフィールドでのTop10ヒットは 1.Don't It Make My Brown Eyes Blue 3.You and I のみで、Top40ヒットを加えても、それほど多くないのですが カントリーフィールドでのヒットは、とても多くてCD1枚には収まり切れません。 加えてレーベルを何度も変えていて、そのたびにヒットを続けているので、 ベストアルバムとなるとヒット曲すべてを網羅するのは難しくなっています。 その中で1番まとまっているのがレーベルの壁を取り払った 再販レーベルとして定評のあるRhinoから発売されている、このベストCDです。 1曲目から5曲目までが、すべてカントリーにおいてのNo1ヒット。 しかも、すべてが違うレーベルから発売されています。 見事ななんともRhinoらしい並べ方です。 50曲を越えるカントリーヒットを持つ彼女のベストアルバムの中では1番のお奨めです。 しかしカントリー中心の選曲のためか ポップファン、Top40のファンでしたら多少物足りないかも知れないので他のベストをお奨めしますが いま入手できるベストはどれも曲目が少なく ユナイト時代のTop40ヒット Talking in Your Sleep や コロンビア時代のHalf the Way を欲しい方は それぞれのレーベルのベストCDを買うしかありません。 彼女のCDをダブりをなるべく少なく集めるなら このCDを買わずにユナイト、コロンビア、ワーナー それぞれが原盤のベストを3枚が必要です。 (しかし、その場合はエディ・ラビットとのデュエットヒットYou and Iが漏れてしまいます)
CDの帯に書いてある通り、悲しくも美しいラヴ・ バラード・コンピ。 選曲の年代の幅が広く、 一度は聴いた事のある曲がたくさん入ってます。 甘い恋の歌だと思っていた曲が、意外に、せつないラヴソングだったりして、 歌詞カードを読みながら聴くと、なお良いです。
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