タイトル買いした感が否めませんね。 リリカルなのはの世界観を今日日のラノベに取り入れたらこうなる気がします。 厨2臭がするといいますか、巻末の設定集がそれを促します。 あと最後に、25歳て…クリスマスケーキ
ロードゴーイングモンスター「ヴェイロン」の名を持つキャラクターが登場した時点で、これはただじゃすまんなと思った前巻。
やっぱりただじゃ済みませんでした。ここでも「銀十字」「シュトロゼックシリーズ」として絡んでくる古代ベルカ、どれだけ物騒な技術があったのかと。件のウィルスも出所不明。対抗するために、かつての6課メンバーも物騒かつ豪快な装備を携えて登場しますが、もう一歩の所で力及ばす。stsでは「鉄壁」が重傷を負いましたが、今回は「将」と「炎の融合騎」が。
主人公トーマも、このまま行くと生体兵器一直線な展開、さあどうなる。リリィには悪意がなさそうなのが、また泣ける。
まだ多くの謎を残したまま、次巻へ続くのであります。やはり「歪んだパズルは一度リセットするべきだ」なんでしょうか。
個人的に一番気になったのはアイシスの正体だったりして。
2巻クライマックスのBGMは「AVALON」「ZERO」推奨。
魔法少女アニメも基本フォーマットが確立されていて、その中でどれだけ独自性を発揮できるかが勝負の時代になっていますが、この「リリカルなのは」に関して言えば、おっきなお友達向けの萌え萌えアニメのフリを見せておきながら、実は「萌え」は付随物で「燃え」こそが本筋、という展開を見せてくれました。一クール13話という制限の中で、主人公なのはとライバルのフェイトとの友情、という一点に絞って話を組み立ててきたのが成功の要因だったと思います。最終回なんかはほとんど任侠映画のノリで、とても魔法少女ものの萌えアニメ、という話ではないくらい。 これが正統だとは思いませんが、魔法少女ものの進化の一つの方向を示すいいシリーズでした。
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