<元気コメント>
男同士の任侠道に生きる世界は、時代を超えてを元気を呼び起こしてくれる。
マンガの濃さが良い。 一般的には内容の薄いマンガの方が受けが良い。 この作品は圧倒的な情報量で展開する。 面白かったです。
三島由紀夫が鶴田浩二のベストアクトとした作品が二つある。
一つは「博打打ち・総長賭博」。そして、もう一つが本作である。
内田吐夢監督の演出はさすがで、安心して見ていられる傑作である。
尾崎士郎の「人生劇場」は何度も映画化されているが、一番有名で、よくできているのも本作だろう。
この作品は鶴田浩二の他にも、高倉健、若山富三郎、藤純子、左幸子らの当時のオールスターキャストであり、その点も楽しい。
鶴田も高倉健も、飛車角や宮川はかつて演じたことがあり、演技が安定しているのもよい。
この映画が不思議がられているのは、ラスト近くの殴りこみシーンでかつて内田監督作「宮本武蔵」のようにモノクロになる点と、実験映画のような不思議な終わり方をする点だが、私はそんなに気にはならなかった。
東映任侠路線のはしりとなった名作であり、多くの人に味わって欲しいと思う作品である。
やはりこの作品に惹かれるものを感じる方は、「DOGS」を読まれた方が多いのかな?と。
自分はBLADE本誌で連載開始時から追っていますが、この1巻を購入しようと思ったのは、2巻以降に収録される内容を読んでからです。 1巻は色々と気になるところも見受けられますが、今後の展開を円滑にするためと思えば…。今後さらに深みが出てくることも期待して★5つ(^.^)
5年前の短編集が土台となって本格的にスタートしたと云う感じです。短編集『DOGS』の時からシャープな絵柄で、個人的にすごくこの作者には魅力を感じていましたが5年振りに出たこの単行本では更に絵柄が鋭くなり研ぎ澄まされた感じがあります。まだまだストーリー的には序盤と云う事で謎な部分が多いですが、今後に多いに期待したいと思います!
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