シンプルでとてもかっこよかったです! でも1回はめるとはずしにくいです。
GiNGER、ベスト盤を除くとひっさびさの新作。今回のソロもポップなロックンロールをぶちかましてくれてます。個人的には6曲目の爽やかな疾走感がいい感じです。
超名曲"I WANNA GO WHERE THE PEOPLE GO"で幕を開ける、3rd(?)アルバム。1曲目から6曲目の"JONESING FOR JONES"まで、曲間がつながっているような、ジンジャーお得意の作りになっています。BABY STORANGE→NITA NITROは最強のつながりですね。
7曲目以降はちょっとダークな曲も入っていて、今までのアルバムとはちょっと毛色が違う感じです。9曲目の"CAPRICE"は、後のライブの定番曲(個人的にはライブ向けの曲ではないと思うが・・・)。
前作"Earth VS WiLDHEARTS"と比べてしまうと、後半ややダレますが、なんにしても最高のバンドには違いありません。
期待は裏切っていません。間違いなく良い出来だと思います。過去の作品を越えているかどうか?正直にいって越えていないと思う。確かに捨て曲なんてものは相変わらず無い。でも、初期の頃のような歴史に残るようなキラーチューンは無いと思う。アルバム通して聞ける。でも、今までのようなリピートしまくりの曲は無いと思います。
ソロ2作目のこの作品に収録された「StandBack」で彼女の大ファンになりました。 今までこんな声で歌う女性ボーカリストを聞いたことがありません。これは現在でも同じです。女性ヴォーカルと言うと、高音の伸びとか、声量とか「歌のうまさ勝負!」って感じですが、彼女は言ってみれば女ボブ・ディラン(あそこまでじゃないかなー)雰囲気が、彼女の最高の持ち味です。そしてまさかこんなかわいい顔からあんな声がっていうルックスとの不一致もまたいいです。 アルバムジャケットの写真を見ても分かるとおり、独特のファッションセンス、独特の価値観、独特の世界観をもった彼女はよく、ケイト・ブッシュと比較されました。しかしそこはアメリカン、どこかど根性的なところがあります。 この当時彼女は親友でをカウンセラーだった大切な人物をなくし、その夫と結婚しすぐ離婚したり、アルバムにも参加しているギタリスト、ワディ・ワクテルとの恋に燃え、と、私生活が凄く色々でした。彼女のこのマジカルでフェミニン、繊細で妖しい世界の仕上げのような感じです。 このあと彼女はよりロックへと流れていきます。妖精から派手なビジュアルのロックスターへ、時代もアナログ録音からデジタルへと変遷。これで70年代は終わった、80年代の始まりといった幕開けも感じさせるアルバムです。
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