買ってもいないわたしがレビューするのはおかしいかもしれないが、音源は全部持っているのだ。欲しいのはケースだけだ。さすがにベスト盤の女王だけのことはある売り方だな、と感心する(ソニーにだよ)。それにしても、このジャケットいいなあ。ジャケットだけ売ってくれ、高精細のデータだけでよい。毎度のことながら、ソニーのやっつけ仕事には呆れることが多いのだが、この写真は最高である。何時撮ったやつなのかしら。。。「木綿のハンカチーフ」のジャケが最高だと思ってたが、個人的にはこっちもかなりイケてる。この間出た、キャンのベスト盤のジャケは酷かったが、こっちはイイ。ここまで来ると、もはや日用品の購入というかお布施の領域だな。一言言うと、どうせ出すなら未発表音源のひとつくらいサービスしてくれ。
日本の歌謡界の歴史がわかる商品です。知られざるヒット曲の誕生秘話など、ご本人のインタビューを中心にまとめられています。この商品は5人の作曲家の先生を取り上げ、それぞれ独立した内容の筈ですが、何処かで繋がりや関連があって、とても興味深い内容になっております。日本歌謡曲の歴史に関心のある方には最高の資料となします。また作曲家を目指す方には良い参考になると思います。是非Part2の発売をお願いしたいです。
擦り切れるほど愛聴した名盤をもう一度聞きましょうというシリーズだそうで、たくさん発売されている中で、1枚だけ買おうと選んだのがこのCDでした。太田裕美は2枚組ベストアルバムを持っていて結構興味はありましたが、オリジナルアルバムは初めてでしたので。レビューで名盤と言われる『12ページの詩集』とどっちにしようか迷って、今回はこのアルバムの方にしました。正解でした。 まず『木綿のハンカチーフ』のヴァージョンが異なっているのにビックリしました!フォークギターメインで素朴な印象のするフォーク的なアレンジで詞や曲にとてもマッチしていて、ベストアルバムに入っているシングルヴァージョンより好みです。何より声が砂糖菓子のように甘いのに透き通るような、得も言われぬ感じがして素晴らしく良いです!他にも荒井由実の曲もピアノ弾き語りで入っていたり、これが40年近く前のアルバムとは思えないほど新鮮でした。 このシリーズはお買い得なので徐々に買い揃えようと思います。
イルカが沢田聖子に提供したとばかり思っていた、大好きな「ミモザの下で」が、それ以前に太田裕美が歌っていたのを知り、びっくりしたのなんの!迷わずアルバムを購入しました。おかげで、また素晴らしいアルバムに出会う事ができました。シングル・コレクションしか持っていなかったので、オリジナルも順々に買っていきたいです。
太田裕美はアイドルなんかじゃない。 アーテイストだ。 その姿勢も、声も、音楽性も、そして曲も もっといえば、そうして、アーテイストだとか、カテゴライズすることさえ超越してしまっている存在だ。そう思っているのは僕だけじゃないはず。。やっぱり声がいい。 あの声にまいってしまう。 そうした太田裕美の魅力をそのまま一冊にした贅沢な一冊だ。「なぜ今、太田裕美なのか」というタイトルの評論集、70年代の写真、インタビューあますことなく太田裕美の魅力を伝えようとした野心作である。 特に本人のアルバムガイドはいい。 太田裕美の歌を一度でも聴いた人は、むちゃくちゃ楽しめる。ぜひこの本をガイドに太田裕美のCDを聞く事をおススメする。癒しとセンチメンタリズムの海に浸れる事だろう。
|