原田知世の主演作として、私は一番好きで今も時々観ている作品です。存在感のある共演者に支えられて味のある傑作に仕上がっていると思います(林隆三、田中邦衛、由紀さおりが◎)公開当時から観ていますが、今だに観てしまうのは当時の感動と観終わったあとのさわやかさを尾をひているのもあるかと思いますが、良い作品です。
平成25年5月上旬、憲法改正が話題になっている。 憲法96条改正論議に関しては「2/3」がキーワードだ。 2/3、2/3、ふと、「2/3 amino co de ji」が頭の中で鳴り出した。
この曲は一時期、繰り返し聴きまくっていた記憶があるが、以降、 過去二十年は聴いた覚えが無く、記憶の片隅に追いやられていたのが、 この度の憲法改正論議の「2/3、2/3」で突如、頭の中によみがえった。
「CD、持ってなかったっけ?」と探してみたが、持っていたのは「POLYESTER」で、 「amino co de ji」は誰かにダビングしてもらったカセットテープだけだった。 今時カセットテープを再生できるプレーヤーさえ貴重だが、 何とか聴く事が出来たものの、さすがに音質的にツライ。 こうなるとちゃんとした音質で聴きたくて仕方がない。
しかし、あらためて検索してみると、早瀬優香子のCDで 新品で手に入るものは「love your LIFE」のみ。 他は中古のみで、しかも押し並べて高値。
数日間悩んだが、発売当時の倍額以上の売値にも関わらず、買った。 中古のCDを、こんな高値で買ったのは初めてだが、 手に入っただけ良かったと思うことにする。
曲は時代を感じさせるが、決して「古い」とは思わない。 色褪せないどころか、二十年以上ぶりに聴いて、 ただ懐かしいというだけでなく、新鮮だった。
間奏の後、「今は何も考えずに THU THU POO 化学変化に身をまかせて・・・」 とつながっていく所がホント、何とも言えずにイイね。 (「THU THU POO」はずっと「続く」だと思っていた)
昭和六十年代の記憶のある全ての人に、また若い世代の人にも聴かせたい。
(1)サルトルで眠れない (2)ピンクのCHAPEAU (3)硝子のレプリカント (4)セシルはセシル (5)私は女 (6)マリー・ラフォレはもう聞かせないで (7)2/3amino co de ji (8)シニアな記憶 (9)椿姫の夏 (10)太陽とクレッセント
たしかに、一見エッチな映画のようですが、中身は違います。 無許可ゲリラ撮影まで敢行し、緩やかにテンションをあげて、後半は監督と原田芳雄の男気が炸裂、一気にメッセージ性を高めていきます。 公開当時は時代錯誤的とも思えた展開ですが、今見ると違った印象があるのでは? 決して古びた内容でないことが、わかる人には、わかっていただけるでしょう。 また「早瀬優香子?それ誰?」という方には、原田芳雄のほか石橋蓮司、室田日出男やゲージツ家・篠原勝之と濃いメンツが揃い、よく見ると佐野史郎も出ていて、男優を見るべき作品だとお勧めしておきます。
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