農園の子(白人の農場主と黒人の女奴隷との間に出来た子供)とアフリカ系アメリカ人のハル・ベリーの出自がリンクするような、見ごたえのあるTVドラマ。
まさか、ハル・ベリーはこれほどの苦労は味合わなかったろうが、今のハリウッドだってアフリカ系とかアジア系の俳優に対しての差別は皆無ではないと思う。
このドラマに出演した若きハル・ベリーの勇気に拍手を送りたい。
南部アメリカの農場主の白人男性と機織小屋の黒人奴隷の間に生まれた『クイーン』が、南北戦争の後、奴隷解放された後もさまざまな偏見、差別と対峙しながら生きて行く。
南北戦争後、衰退する屋敷を飛び出して北部を目指すのだが、黒人への差別は根強く、さまざまな障害にぶち当たる。
肌の色の比較的白いクイーンは白人になりすますと、白人男性からプロポーズされるのだが、自分が黒人であると告げると相手の態度が豹変、レイプされて純潔を奪われてしまう。
路頭に迷って黒人たちの集落にたどり着くと、『白人!!』と虐げられる。
生活に窮したクイーンは、敬虔なクリスチャンの年老いたオールドミスの姉妹の家でメイドとして働き始めるが、父無し子を産むと、堕落した売女とののしられ、魂の救済と称して、オールドミスたちから赤ん坊を奪われそうになり、そこを飛び出す。
次ぎに、別の白人の家で乳母として働くのであるが、そこの主人はKKKの白人至上主義者であり、街で偶然再会したクイーンの赤ん坊の父が黒人たちの指導者であったために、KKKに吊るし首にされたうえにオイルで火をつけられて惨殺されてしまう。
絶望の淵に震えながらも、北部を目指すクイーンは、ミシシッピ川の渡し舟の船長の計らいで、第三の屋敷にメイドとして出る。
そこの主人は『奴隷を持った奴隷制度反対論者』であり、白人としては珍しく黒人蔑視のない優しい人柄であった。
そこでも、クイーンは謂れなき黒人差別に敢然とした態度を貫き、周囲と摩擦を起こしてトラブルメーカー扱いされるのであるが、心優しい主人に諭され、縁あって渡し舟の船長と結婚(船長は再婚)、やっと自分の『愛される場所』家庭を持つに至る。
幸福な奴隷小屋での少女時代と母、祖父の死、南北戦争と敗戦、農園の没落と奴隷解放、それに伴う生活不安。
90分の3話構成だが見ごたえのある骨太のドラマとなっている。アレックス・ヘイリー氏の母方の家系の物語だそうだが、凄まじいまでの黒人差別に心が熱くなる。南部の綿花の農場では、黒人はまるで家畜のような扱いであり、気に入らなければ鞭打ち、文字を覚えることも違法なのである。
女の黒人奴隷は農場主の格好の性の捌け口として描かれているが、こういうことは普通に行われていた悪習だったのだろう。女房連中も主人のそんな行為を黙認する描写がある。
クイーンの母と農場主との間には心の交流があり、深い愛情で結ばれているように描かれているので観ているものは多幸感に包まれるのであるが。
ラトナー監督が酷評されているが,未公開シーンを観ながら音声解説を聞いていると,いろんな制約の中頑張ったんだなあと感じた。ディレクターズ・カットは近い将来有り得ると思う。
正直,単純に面白かった。ただ,後から思うと浅かった。ミュータントであることの苦悩が全くと言っていいほど描かれない。今回はウルヴァリンの過去についても触れられないし,彼自身過去のフラッシュバックに苦しむこともない。映像とアクションで観客をあっと言わせたい,集客数を伸ばしたいという狙いが見え隠れ。
続編を予感させるエンディングに一番ゾクゾクした。楽しめたのは確か。
三部作は「トリロジー」(Trilogy)でよく聞きますが、四部作は「クアドリロジー」(Quadrilogy)って言うんですね。 ラテン語系ではなくギリシャ語系だと「テトラロジー」(Tetralogy)とも言うらしいです。気になって調べてしましました。 本セットは、これまでに公開された『X‐メン』三部作+『ウルバリン』外伝です。 近々、『ファーストジェネレーション』も公開されますので、そのうち五部作になりそうですが、「クイントロジー」「ペンタロジー」とでも言うのでしょうか? 最近、第一作を久しぶりに見たのですが、このシリーズの成功は、パトリック・スチュアート(エクゼビア)とイアン・マッケラン(マグニート)の配役にあったような気がします。とんでもない設定なのに、この二人が演じるととてもシリアスに思えてきます。特に名優イアン・マッケランがアメコミの敵キャラなんてやるとは思いませんでした。ドイツの捕虜収容所でのマグニートの少年時代から始まります。ユダヤ人でミュータント、二重の意味で迫害されてきたという設定です。さすがマッケラン、何気に名演です。『指輪物語』の白魔術師「ガンダルフ」もよかったですけどね。 評価のマイナスは、大事な三部作の最終章、『ファイナルデシジョン』でブライアン・シンガーが監督から下りてしまったからです。他の二作と比較すると、ワンランクダウンです。残念!
ピアース・ブロスナンのボンドくん4作目は、 14ヶ月も拷問うけても上司のMは冷たいし〜。
「スパイ稼業も辛いわね〜」と、思う暇なく ノンストップな展開がとっても面白かった!!
お気に入りはマドンナの主題歌!出演シーンも カッコ良くてステキ! 上腕の筋肉も良かった!
透明な車も面白いし、カーチェイスもカッコいい!
海から登場するハル・ベリーのスタイルの良さや、 Qおじさんが保管している過去の秘密兵器にニヤリ。
いろんなボンド映画を連想させるシーンもあって、 作り手が007を愛しているんだなって思いました。
私は、ピアース・ブロスナンのボンドが1番 好きだから、これで最後なのが淋しかった。
とてもノリが良くて、字幕ナシですが、楽しむ事が出来ると思います。 英語を勉強したい人など、歌や会話に合わせて覚える事が出来ると思います。 ねずみのTutterがとても可愛らしいです。それに、Bear... と、結局はキャラクター皆が皆、可愛いのです! これは観る価値ありだと思います! 今クリスマス時期なのでプレゼントなどに丁度良いと思います。
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