CMで日本画風のフィールドを走るアマテラスに惚れ込み、大神というゲームを手にしてから早1年…。 正直、ここまでのめり込んだゲームは初めてで、今でも大神に対する熱は冷めません。 そんな大神の設定資料集が発売されたと聞いて、買わないわけにはいきませんでした!
厚さ2センチにも及ぶフルカラーで、ボリュームはたっぷりです。 全ての登場人物の紹介から始まり、製作段階での設定資料にはスタッフのコメントも添えられ、このゲームへの思い入れが伺えます。 (なんと当初はアマテラスは海に入るとイルカに姿を変える予定だったそうです) また、最後の方には登場キャラクター達のストーリー以前・以後の日常の一コマも描かれていて それぞれの幸せな場面が伺えます。
「こんなにも出しちゃっていいの!?」と思うくらいここに大神の全てが凝縮されていると言っても過言ではありません。 大神ファンは必見です☆
気付いてない方もいらっしゃると思いますが、表紙を外すと 内側はポスターになってますので確認あれ。
アニメファンにはたまらないコミカライズ化猫第二段。 またもカラー口絵が美しいです。ありがたや。
アニメだとちょっと分かりにくかったたまきさんの置かれた境遇が漫画だとよくわかり、「あぁ、やっぱりそういうこともあってのこの状況なのか…」と読めば読むほど感情移入出来て、薄れゆく意識の中での彼女の最後の言葉にはアニメを見たときと同じく涙が浮かびました。すごく良いです。
ラストがアニメと同じだったのですが、台詞がなかった分、ややさみしさが残るところがあって……作品そのもののせつなさや悲しさとも違うから、多分これはあと漫画としての締めに二三ページほしかったな、なんて物足りなさなのかもしれません。
花嫁衣装で出ていくたまきさんとなんだか嬉しそうに駆け回る子猫を見送った薬売りさんが、驚きながらも最後に微笑むシーンは、やはり一番好きです。 その後の「真」は彼のみぞ知る、なんですね。 さよならだけれど、安らかなさよなら。
それにしても猫がかわいい! この猫がご主人の無念のあまりにあのような怪になってしまったかと思うと本当に悲しいものです。アニメでもかわいかったので、コミックでもかわいくてよかった。
前巻に続き本編とは関係ない(笑)おまけマンガもナイスな内容です。デフォルメ薬売りさんかわいい。
内容は二巻も素晴らしいですが、原作よりもやや終わり方にさみしさが残りすぎてしまうと感じたので(台詞が少なかったから?)☆四つ。 でも本当に大好きな作品!
深夜アニメ、モノノ怪のOP曲です。 テレビで見ていた時から凄く好きだったので、フルバージョンが聞けてとっても嬉しい。 歌っているのはあの、ルパン三世のテーマソングを歌っていたチャーリー・コーセイ氏です。 注目したいのは、時代物系アニメのOPにバンドネオンが使われていること。 どことなく、鬼平でジプシーキングスが使われていたのを彷彿とさせます。 渋いっ! 情熱的な伴奏の上でボーカルが踊る、大人な音楽に仕上がっています。 カップリングの方にはボーカルが入っていませんが、こっちも名曲です。
ジプシーキングス、クレイジーケンバンド、アルゼンチンタンゴ..... こういうのが好きな人ならきっとキちゃうのではないかと思います。 とにかく、現在のJ−POPが「子供っぽい」「似たようなのばっかり」と 思っている方にはオススメです。
アニメ通りの作画で、素晴らしいの一言です。白黒なのがざんねんなぐらい。
『モノノ怪』シリーズのDVDは全部で5枚です。
■壱之巻 【座敷童子】 本編45分(2話収録) ・収録特典/櫻井孝宏インタビュー,櫻井孝宏対モノノ怪指南 ・静止画/設定ギャラリー,ノンテロップOP&ED
■弍之巻 【海坊主】 本編68分(3話収録) ・収録特典/櫻井孝宏,中村健治(監督),橋本敬史(キャラクター設定・総作画監督)コメンタリー(大詰め) ・静止画/設定画ギャラリー,プロモーション映像集 ※初回限定特典/オリジナル・ミニクリアファイル,橋本敬史描き下ろし特別外箱
■参之巻 【のっぺらぼう】 本編45分(2話収録) ・収録特典/櫻井孝宏,中村健治(監督),橋本敬史(キャラクター設定・総作画監督)コメンタリー(後編) ・静止画/設定画ギャラリー ※初回限定特典/ポストカード3枚セット,橋本敬史描き下ろし特別外箱
■四之巻 【鵺】 本編45分(2話収録) ・収録特典/櫻井孝宏,中村健治(監督),橋本敬史(キャラクター設定・総作画監督)コメンタリー(後編) ・静止画/設定画ギャラリー,ノンテロップOP ※初回限定特典/オリジナル・シール,橋本敬史描き下ろし特別外箱
■伍之巻 【化猫】 本編68分(3話収録) ・収録特典/櫻井孝宏,中村健治(監督),橋本敬史(キャラクター設定・総作画監督)コメンタリー(大詰め) ・静止画/設定画ギャラリー,化猫CGメイキング映像 ※初回限定特典/折りたたみポスター,橋本敬史描き下ろし特別外箱
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内容については他のレビューアーさんが詳しく語られておりますので割愛させて頂きます。 とにかくどの巻も個性的で見応えがありお勧めです! とりわけ【のっぺらぼう】は脚本が凝っていて難解。 既成概念に捕らわれない短編アニメーションのようなアートに傾倒しています。
ラストを締めくくる【化猫】は本シリーズの元である『怪〜ayakashi〜/化猫』の題材を借り新たに オリジナル作品として製作し挑戦しているのが粋です。 ゛傍観と言う名の罪゛はいつの時代であれ変わりなく存在するな人の業のように感じます。
私自身は【鵺】が良かった。茶道、華道と同時代に生まれた゛香道゛をモチーフにしているのが面白い。
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