千と千尋の音楽はジブリ史上最高傑作じゃないでしょうか。
「あの夏へ・あの日の川・帰る日」の3曲はメロディは 共通しているのですが千の心の変化を実に見事に表現しています。
こんなにも胸を締め付けるような、悲しいほど美しいメロディーの曲が 揃ってるなんて・・サントラ買わないわけがないじゃないか! と映画見に行った後CD屋に直行した思い出があります・・^^;
どこかもの悲しかったり不気味だったりする曲が多いのは 千がずっと1人でどうなるかわからないという不安と戦ってるからなんですよね。 その心の不安やもろさが音楽を通して伝わってくるんです。
でも徐々にたくましくなっていって、 物語り終盤で流れる「ふたたび」はとても温かく力強い曲になっています。 でもこの曲も終わり方が切ないのですが、それはきっと 心の中の不安ではなく、むしろこの温かい時間がもうすぐ終わってしまう・・という この世界との別れの暗示のようにとれます。
おそらく音楽制作は映画製作と同時進行でしょうから 映像より先にできた音楽もあると思います。 そう考えるとここまでのマッチングを予想できた久石さんは恐ろしすぎます。 音楽の神様が宿っているとしか思えません。
全ページカラーなのでまるで映画を観ているかのような気持ちになれます。映画では見逃してしまうような細かい部分や表情など、コミックならではの魅力が満載です。これなら映画を観た人でもまだまだ楽しめます。 まだ観ていない人も、これで予習していくとストーリーだけでなく音楽や細かい部分なども楽しむことができるはずです。
4歳の男の子がいます。テレビで千と千尋を見てから、それは大変な関心を示しました。本屋さんに言ったとき、たまたまこの本を目にした子供が、どうしても欲しがったので購入しました。買ったときは、結構文章の量もあるので4歳にはまだ早いのではないかと思いましたが、その思いとは裏腹に、どこにいくにも小さな腕一杯にして抱えてあるいています。ただ、ちょっと読んであげるというには、長いお話なので、困るシチュエーションもありますが。。。私のお勧めとしては、小さい子なら、まず本からというのは、そのボリュームから言っても飽きが来る気がしますので、まず映像モノから見ると、「かおなし」や「ゆばぁば」など興味を引く素敵な出会いが待っているので、自然に入りやすいかなと思いました。でもこれをきっかけに、長いお話も興味をもつようになったので、良かったなと思っています。ちなみにうちの息子のスキなのは、「かおなし」と「ハク」です。
大ヒットを記録した「千と千尋の神隠し」 何回見ても新鮮味あふれるストーリーに惹きつけられた方も多いのではないでしょうか。宮崎絵コンテシリーズ第13弾のこの作品には、映画では味わえない面白さがあります。映画の骨組みとなる絵コンテで、映画の裏側が垣間見れた気がします。全600ページ以上ありますが、1コマ1コマがとても丁寧に書かれていてなんだか映画に掛ける想いがとても伝わってきます。THEアートシリーズにはない面白さがこの本にはあります。
ちなみに私は絵を趣味としているのですが、とても参考になる部分が多かったです。絵コンテだからといって甘く見てはいけません。千と千尋の世界がこれにすべて詰まっています。ぜひご検討を!
300ピースは手頃で、2日で楽しく作り上げてました。いろんなキャラクタターが出ている絵柄で、飽きなかったようです。
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