1966年に発売されたブルースの大御所 ソニー ボーイ ウィリア ムソンとブリティッシュ ロックのヤードバーズのライブ アルバムの リマスター ウ゛ァージョンです。 オリジナルの9曲にボーナス トラックを7曲加えた計16曲の素晴らしいライブブルース作品です。 当時のギタリストは、エリック クラプトンでヤードバーズの3人の ギタリスト(クラプトン、ジェフ ベック、ジミー ページ)の中では 一番ブルース色の濃かったのがエリック クラプトンだと思います。 ’63年イギリス、ロンドンのクロウダディーでレコーディングされた ライブです。 #4。アイ ウィッシュ ユー ウッド、#5。フー ドゥ ユー ラブ、#1。スモークトラック ライトにング などなど 素晴らしいブルース ナンバーが収録されています。 エリック クラプトンのブルース ギターは最高です。
辛口音楽評論家兼ミュージシャンのWさんが20年ぐらい前に出した本にこのアルバムが紹介されていた、 「オリジナルのアナログ、及び再発CDとも絶盤ながら探す価値はある・・・」と。
Wさんが出したその本は某有名英国ロック・バンドとその周辺の英国独自のユーモア系の作品を紹介した当時相当話題になった本、自分はその本の影響をまともに受けそれを参考にいろいろ買ったり、聞いたり、手に取ったりした。 当時は市場に無かったがその後再発されたものも多数あったが、このアルバムだけは見つからず、再発されず、ネットの時代が到来してもまったく手がかりなしの正に幻のアルバムだった。
2012年突如再発されて、いよいよ謎のベールを取る時が訪れた・・・。(私が買ったのは厳密に言うと輸入版で)聞いた印象は後にジョン・ゴーマンを加え3人組としてデビューするグループ、「スキャッフォルド」のパイロット版。 1曲目こそキャッチーなナンバーながら、その後は英国独自のポエトリー・リーディングの曲が半分以上を占める形、のちにスキャッフォルドで再演される曲も含まれている。
少し拍子抜けしたが、そうだよなあ、流れから行けばそうなるよな的内容。 スキャッフォルドが好きでアルバムをお持ちの方はもちろん買い、マクギアさん(有名なあの人の弟)のソロのみを集めているリスナーには△だな。
別にWさんには文句言うわけではない。 これをご覧のあなたが音盤コレクターならうすうす気づいているだろうが探す楽しみと聞く楽しみは別物なのだ、私の20年に及ぶひとつの「宝探し」は終わった。
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