中経の文庫から出ているこのシリーズも3冊目。 「経済」「政治」ときて、今回は「宗教」である。
池上さんが宗教について書いた本はたくさん出ているが、 仏教の本、イスラム教の本、という感じで細分化されている。 『池上彰の宗教がわかれば世界が見える』(文春新書)という 幅広く目配りをした本もあったけれど、あれは対談形式をとっていた。 世界の主要な宗教についてコンパクトにまとめられた池上解説の本は、 本書が初めてなのではないだろうか。
コンパクトであるだけに、各宗教を深く掘り下げるというよりは、 ざっと概観してみましょう、といった「広く浅く」の内容ではある。 が、「これさえ知っておけば大丈夫」という基本はきちんと押さえてある。 イスラム教から始まり、キリスト教、ユダヤ教、仏教、ヒンドゥー教、 そして日本古来の宗教である神道、という順番で解説されている。
中東問題とは? アラブの春とは? ローマ法王とは? チベット仏教とは? カースト制度とは? 神社の仕組みは? こうした事柄を噛み砕いて平易な言葉で説明できるのは、この人の真骨頂。 とりあえずは、表紙にあるとおり、「世界のニュースがわかる」だけの 基礎の基礎をしっかりと頭に入れることができるだろう。
LLサイズである必要はなかったのですが、MやLよりもお安くなっていていたので購入しました。
設置もし易かったですし、MやLのような細い部分がなく、面だけなので安心感もあります。
ただ、かなり大きいので、幅の細い家具などだと目立ってしまうかもしれません。
まだ地震を乗り越えたわけではないので★4つにしました。効果を期待しています。
正直、歌詞は経済に詳しい方が耳にすると薄っぺらいと感じるかもしれません。 歌で出来るだけ具体的な例を挙げながら、わかりやすく解説しているので…。 逆に、経済を勉強し始めた人や、曲のタイトルを見て「この言葉って何だろ?」と思った人は一度聞いてみると良いかもしれません。 曲のリズムも悪くないと思います。
MP3で「連結決算」や「減価償却」といった会計的な歌もあるので、CDの続編を期待したいです。
経済のこと、ほんと、勉強する機会がないままに社会人になって早や13年・・・。欧米では義務教育の課程で経済の基礎的な学習をすると聞きます。一般庶民レベルでは日本は“経済後進国”? でもこの本を読んだら、今までもやもやと煙に巻かれていたような経済の仕組みが、スッと理解できました。池上さんの分かりやすい語り口は「週間こどもニュース」そのまま。経済オンチのためによく噛み砕いて解説してくれています。要所要所に入る図解も分かりやすい! また「経済記事がわかる!やさしい用語解説」も親切です。読んでよかった!
誰にでもわかりやすい、読みやすい良書だと思いました。 今の学校教育では、どうなっているのかわかりませんが、私の世代では詳しく学べなかったことが、実にわかりやすく書かれている本です。 第二次大戦後の現代史は、三学期のカリキュラムなので、詳細な記述は教科書にはほとんどなく、また、受験が近い学年では、急ぎ足で授業を受けた記憶があります。 大人になってから改めて、直近の現代史を学べるので、現在、世界で起きている事件や紛争のもとが、多少なりとも理解できるようになりました。 ニュースを見聞するときにも役立っています。 湾岸戦争が東西冷戦終結がもたらした部分であるということや、中国と台湾、朝鮮半島の問題、ベトナム戦争、中東問題など、知りたいことが、平易な文章で綴られています。 現代史に興味がある方、学生の方にもおすすめしたい本です。
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