言わずと知れた世に名高いPCゲーム「XANADU」。ゲームがゲームであった古き良き時代の産物であり、今現在では醸し出せないような素晴らしい世界観を秘めた伝説の作品。80年代に熱狂しそこねた方も近年リバイバル版や復刻版でプレイし、その深みにはまった方も少なくないと思われます。プレイヤーを熱くさせるゲーム内容もさることながら、PCゲーム黎明期を感じさせないBGMがまた耳に心地よくもあり。制作スタッフの勢いすら感じられます。 この「オール・オーバー・ザナドゥ」はザナドゥ(&シナリオII)のアレンジアルバムです。驚くほどに見事な出来です。レビューのタイトル通り、星5では足りないくらいです。単にクラシカルに仕上がってないのが注目。ハードなロックが加わり更に曲!が成長を遂げております。原曲の持つ素晴らしさと腕利きのアレンジャーのなせるワザだとただただ感心。 ザナドゥファンには1曲目「Beginning XANADU」から震えること間違いなし!個人的イチオシは「Scenario II Ending Theme」。是非聴いてもらいたい一曲です。勿論他の曲も譲りがたいものばかりです。ザナドゥファン、このCDは必聴モノです!!
これはサントラ盤「ザナドゥ」のプロモ映像と言った方が正確です。ELO全盛期のセンスが炸裂した楽曲群は素晴らしいです。
私はオリヴィアが主演し日本で公開された作品は全て(4本しかないが)劇場で鑑賞したくらい彼女が好きなんで、どうしても贔屓目に観てしまい勝ちなんだが、 彼女の主演作の中では「グリース」とともにお気に入りの1本。 第1回のラジー賞に主要4部門で見事ノミネートされる程、世間の評判が頗る悪いミュージカル作品だが オリヴィアやElectirc Light Orchestra(略してELO)のファン或いはポップな洋楽好きであれば充分に楽しめる作品であり かつジーン・ケリーがタップ・ダンスを披露してくれた最後の出演作と言う意味ではオールドファンにも受け入れ易い作品である。
お話は有って無い様なもの。 レコード会社に雇われている若き画家ソニー・マローン(マイケル・ベック)は或る日ミューズのキラ(オリヴィア)に出逢い一目ぼれ。 初老のクラリネット奏者ダニー(ジーン・ケリー)と知り合ったソニーはキラに絆されて、2人で協力してダニーの夢であるナイトクラブをオープンさせると言うお話。 ソニーとキラとの恋はキラがミューズですから当然の事ながら成就しないのですが、それでも無理矢理ハッピーエンドに持っていきます。 マイケル・ベックが全く踊らない(踊れない?)と言う首を傾げたくなるような設定ではありますが、彼は所詮どうでも良い様な存在ですので その事が作品に悪影響を及ぼしてはいません。 ディズニーっぽいアニメーションが挿入されたり、どうかなぁと思うようなシーンもあるにはありますがね。
ジョン・ファーラーとジェフ・リン(ELOのリーダー)の手掛けた楽曲は素晴らしいの一言。特に 17分30秒ぐらいに流れるオリヴィアのミディアム・ナンバー"Magic"(80年のビルボード総合チャートでチャート・トッパー、年間チャートでも3位の大ヒット) 何故かフル・コーラスで流れないのが口惜しい。ラストで再度流れますが。 36分10秒過ぎに流れるクリフ・リチャードとオリヴィアとのデュエット・ナンバー"Suddenly"(81年の総合チャートで最高位20位、年間チャートでは91位) そしてジーン・ケリーの最高の見せ場であるタップ・ダンスとローラースケートで滑るシーンに流れるELOの超ゴキゲンなポップ・ロック・ナンバー"All Over The World" まぁテーマ曲"Xanadu"も付け加えると、この4曲が最高です。 それにしてもクライマックスでテーマ曲を歌うオリヴィアは美しい。余りにもスレンダー過ぎて(胸はペッチャンコ)セクシーさには欠けるが、笑顔が抜群にチャーミング。
ちなみに「ヘアー」で"Aquarius"をソロで歌っていたRen Woodsが出演していたり、The TubusのリーダーFee Waybillが1曲("Dancin'")歌ってくれたりと 色々な意味で見所の多い作品でもあります。
改めてファルコムから出ました。XP対応です。(95版はXPにインストールすると暴れます)。伝説のARPGです。昔はできもしないのにやりたいと憧れたゲームでした。しかしその難易度の高さといったら攻略サイト見ないと絶対にわからないくらいです。よく比べられますが、「ハイドライド」等とは違って大したストーリーがなく、とにかく「ドラゴンスレイヤー」という武器をゲットするために迷路をさ迷い、モンスターを倒し、武器を鍛えるというあまりにも沢山のコンセプトが詰まったゲーム。特に武器や防具を「鍛える」というコンセプトはこのゲームを進めるにあたってかなり重要になってくるおもしろいものです。ただただダンジョンをクリアすればいいというだけでない、怖ろしいゲームです。 時間をかけてゲームをやりたい人には絶対オススメ。でも旧PC88やリバイバルザナドゥ、WIN95版などで使えた裏技は通用しません。グラフィックも一番古いバージョンなのであまり綺麗とは言えません。95版がプレイできる環境にあるのならそのままの方がいいかも。
80年発表 (の9作目。) 『Xanadu』のサントラ盤であり、アナログ時代は片面をオリビア・ニュートンジョンと分け合い、ELOはタイトル曲を含む前半の5曲を担当している。実のところ本作はサントラ盤としての構成は薄く、お互いの楽曲を持ち寄ったスプリット盤としての要素が強いため、逆に言えばごく普通にアルバムとして楽しむことが出来る仕上がりである。ELOの方は黄金時代そのままの『ディスカヴァリー』の延長線上の仕上がりであり、次作でバッサリと無くなるストリングスがそのまま残っているのも魅力。またサントラ効果もあってタイトル曲ではオリビアのリード・ヴォーカルが入っている。ELOとしては前作が黄金時代のアンコールなら本作は拍手で迎えられた2度目のアンコール登場といった感じだろうか?楽曲はまさに珠玉の一言。一つの幕引きのような華やかさと寂しさを同居させた名残惜しさのようなものを感じさせる内容である。オリビアの方は比較的あっさり目のポップな楽曲が持ち込まれているが、トータルとして聞いても違和感はない。
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