各ジャンルで、伝説的なミュージシャンがいると思う。甲本ヒロト、尾崎豊、ビートルズ、ボブディラン(挙げればキリがないけど)80年代初頭、アングラでパンクブームを牽引して現役に至るミチロウさんの音楽は、内臓をぶちまえけるようなエグさがあります。好き嫌いがはっきりと分かれると思う。特異なのでニーズは少ないだろうが、こういう人が活動できる日本はまだ捨てたものではないと思う。私は銀杏BOYZ、みうらじゅん、大槻ケンジ、オナニーマシーン、ボブディランと繋がってようやくミチロウさんまで来ました。最近は竹原ピストルが気になります。
スターリン時代の「電動コケシ/肉」からソロ活動している現在までの歌詞を掲載した歌詞集です。でも、trashに収録されている歌詞の一部は当時「聞き取り不能」と歌詞カードに書かれていましたから掲載の期待をしていたのですが、やはり「聞き取り不能」のままでした。(笑)アコースティックバージョンのCDが付録で、これ目的に買ったようなものですが、これがまたスターリン時代のものと曲の雰囲気が全然違っていて、ジメジメ、ドロドロみたいに湿ったミチロウさんの声が最高に良いです。
ソロの曲が大半です。 でもスターリンの貴重な音源もあります。 少し値段が高いけれどミチロウ好きなら買いです。
約10年前にJICC出版局から発行された「日本ロック・大百科・年表編(1955~1990)」にも初期ザ・スターリンの様子は随所に記述されていたが、今回の本はその総決算とも言える内容であり、当時のザ・スターリンについて書かれた記事の大部分が殆どそのまま掲載されている。 現在のミチロウのコメントも随所に散りばめられており、当時の狂騒を知ることが出来る、実に貴重な資料と言える。 さらに凄いのは、1982年3月28日(日)にテレビ埼玉で放映された番組 「ミュージック・ニューウェーブ」でのスタジオ・ライブ5曲 (バキューム、解剖室、TRASH、主義者(イスト)、メシ喰わせろ) が付録のDVDに収録されていることである。メンバーはもちろん黄金期の4人(Vo.遠藤みちろう、G.田村カズオ、B.杉山シンタロウ、Dr.乾 純)であり、21世紀の今になって、このようなライブ映像が蘇ったのは殆ど奇跡と言っていい。今尚失踪中のタム、既に亡くなった杉山晋太郎の演奏する姿を見ることが出来るのも嬉しい。この映像を見るだけでも本書を購入する価値は十二分にある。
当日、現場にいました。 クハラ・中村達也・KENKEN・久土の演奏は文句無し。もちろん、ミチロウも。還暦とは思えないパワー・肉体に脱帽です。
ただし、、、何か意図があるのか一曲目とアンコールの収録しなかった。何故?? 「虫」「天国の扉」。ミチロウの中でも最も好きな曲だし大切な曲だと思うのですが。 なので☆一つ落としました。
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