バットマン…。観るのは大昔ティム・バートン版(←プリンスのファンなもので)を田舎の劇場で見て以来。 ブルーレイの威力を見たいということもあり…急に値引率がよくなった(そのとき何と5割引き近くになった)ということもあり…そんでもって、世間の評価が定まった(らしい)ということもあり…買いました。三部作、全部初見でした。一気に観ました。楽しみました。 それで… 素敵なオヤジ達(?)に痺れました。そんな事を期待して観たのではないのでビックリです。
まず、レヴューなのでソフトについて書くべきですが…画質とか…音質とか…スゴすぎてコメント不能です。ブルーレイの威力を確認しました。というか…普段古い映画ばっかり観ているので目が眩みます。まあ、でもこれは予想通り。(予想通りだけど…素直に…スゴイわ…) 商品の仕様も良かったです。ブックレット良し。外箱カッコ良し。(なにしろかなりの値引き率でしたから)お得感が高くて大満足。そんなんで、観て良し、並べてカッコ良し、買って満足、であります。
さて、肝心の内容ですが…楽しんだし書きたいこともあるけれど…たくさんレビューも出てますし、アッチコッチに解説もありますし、ココでは特に感じたことを二点だけ書こう…と思ったりして。
一つは、『ダークナイト』。よく、あんなふうに終わらせて見せたな、と感心しきり。あの沈鬱な終わり方、好みです。おそろしくハードボイルドな感じがグット。そして、そんな沈鬱なラストが現代のアメリカで受けた、といことも驚いた。 その沈鬱さは『ダークナイトライジング』である程度回収される…ことにはなるとしても。(『ダークナイト』の評判が悪ければ制作できなかった…かもしれないのだから…)
二つめ。コッチのほうが大事。 それは、父性の描き方。勿論、この場合、父性とは実の父親以外にも執事・社長・本部長・そして影の組織での師・も含みます。彼らは主人公に対して部分的に父性を見せていきます(あるいは…沁みこませていきます)。それは主人公にとってもっとも暖かい基本的なつながりを形成しているように思えます。 この三作は父と息子の物語として回収されると思うけど(違うかな?)、父性がすこぶる魅力的でした。まあ、この見方(感じ方)は、私自身が父親であることも大きいのかもしれません。(ただ、その分、母性とか異性関係が弱めに感じる) 主人公の設定が浮世離れした大金持ちで(庶民には)共感しにくい部分があるにも関わらず…素晴らしい老人軍団(オヤジ達)が充実しているのでドラマとして厚みがありました。ひょっとして私自身があんな父性に出会いたいという願望があるのかもしれません。 (別に私の父に不満があるわけでないです…笑) とにかく、イイです。父性。アクションよりももっと痺れました。 このボックス、アクションと画質を期待して買ったのに予想外の収穫でした。すばらしいオヤジ達。個人的には本作の一番の見所。
まあ、欠点については言えば…辻褄があわないとか…イロイロあるかもしれません。そんなこんなを怒涛の勢いで押し切っちゃうような映画です。が、キッチリ★5つ分楽しめたのもホントです。十二分にアリです。 つまり、 本作は、萌える素敵なオヤジ達にガッチリ出会える重厚なアクション映画です。(…ヘンな纏め方かなぁ)
このアルバムを、たかがアニメを実写映像化した作品のサントラとバカにしていた僕こそ、バカ者でした。 さすがは御大プリンス。たかがサントラでも、ただじゃ済まない。至る所にセリフをサンプリングして、音の中に「バットマンの世界」を取り込む事に成功している。そこには(バットマンと言えど)お得意のラブロマンスもあり、さすがバットマンフリークのプリンスと言ったところか。サントラと言う性質 も手伝って(プリンスにしては)やたら聞き易い音になっています。プリンス不フリークには、やや本線から外れた感もありますが、そんなことは抜きにして楽しめるアルバムだと思います。 そう言うプリンスバカの僕も、このアルバムは購入は後回しにしてましたが、その行為自体バカだったと思わせる快作です。
同名映画のサントラ盤として1989年にリリースされた大ヒット・アルバム。プリンスにとっても久々の商業的成功作として大きく話題となりました。全米アルバム・チャート6週連続No.1。シングルも「バットダンス」が全米No.1、「パーティマン」が全米18位、シーナ・イーストンとのデュエット「アームズ・オブ・オライオン」が全米36位とそれぞれが成功を収めました。 本作はそれまでのプリンスの独特孤高路線からしてみれば「異色」ともいえるほどにキャッチーなナンバーが並べられています。ナゼこの様な「万人向け」志向の音作りになったかといえば、前作『LOVESEXY』の商業的不振の反動だとする説や、自分が直接製作にタッチしていない映画のサントラなので気軽に作った結果だとする説などかなり物議をかもしました。が、あくまでも従来のプリンス作品と比べれば「万人向け」サウンドだという事であって、普通の感覚で聴けば充分に「変態的」ポップ・アルバムに仕上げられていると思います。プリンス以外に「バットダンス」や「スキャンダラス」は作れません。 プリンスの中での本作のポジションは決して重要なものではない様子です。1993年にリリースされた3枚組ベスト盤に全米No.1ヒットの「バットダンス」が収録されていない事にもそれが表れています。映画本編の音声をサンプリング(…というか網羅!)している曲なので権利問題もあるのでしょうが、逆に言えば障害をクリアしてまで収録させる価値は無い…そういう事なのでしょう。 「バットダンス」の存在だけでも本作を購入する価値は充分に高いと断言できますが、アルバム全体の質も極上…さすがプリンスです。オープニング曲「エレクトリック・チェア」から「バットダンス」まで一気に聴かせる豪快さは『パープル・レイン』すら凌ぐ圧倒的なものです。それだけにプリンスの作品群の中でやや過小評価され気味な現状が惜しい…。今いちど再評価されるべき秀作だと思います。星5つ。
まず、出ている役者達がみんなすごい!!バットマンのバル・キルマー、ロビンのクリス・オドネル、2人の敵トミー・リー・ジョーンズ、ジム・キャリー、心理学者のニコール・キッドマン、ちょっことだけだけどドリュー・バリモアも出ていて、出演しているメンバーを見るだけでも満足してしまう作品。最強のパートナー、ロビンも登場してますますパワーアップ!トミー・リー・ジョーンズとジム・キャリーが笑えます。リドラーの出すクイズにあなたも挑戦してみてください。
かっこいい。 買ってよかったです。 かっこ良すぎてふぉぉぉぉぉぉぇぇぇぇぇぇっぇ
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