本書は私が尊敬してやまないチェ・ゲバラの一生が綴られています。 こういう本は著者の知識をひけらかすかのように難しい文章で綴られていることが多々あります。 しかし、本書はそういうことが全くなく、さすが直木賞受賞作家、とても読みやすい文章です。 ただ、そうなるとこんどは内容が薄っぺらいのではないかと心配してしまいます。 しかし、それも杞憂に過ぎません。 読みやすくかつ内容の濃い本書のような本は珍しくかつ貴重だと思います。 チェに関する本は現在日本でも多々出版されています。キューバ革命についてはもちろんのこと、彼が鬼籍に入ったボリビアについてのものも多々あります。 ただ、コンゴでの彼の活動について書かれているものはほとんどありません。 そんな中、本書ではそのコンゴでのチェの活動についてかなり詳細に綴られています。とても貴重だと思います。 本書はいろいろな意味で貴重な本ではないでしょうか。 ソレデハ…
写真家の「三好和義」氏は楽園写真の第一人者です。私は写真集は何冊か持っていますが、その感性は抜群です。天才と言っていよいかもしれません。南の島の自然写真を撮れば誰でもプロになれる・・と言うほど南国の自然風景は最高です。しかし、三好氏は誰でも撮れる写真ではなく楽園毎に見事な感性で撮り分けその島の特徴を見事に写真にしています。今回のモルジブは写真集ではなくDVDというメディアを使った写真とミュージックのコラボレーションが見事で、モルジブの自然を満喫できますしまるで映像を見ているかのような素晴らしい写真に脱帽です。また、DVDの機能を使用した解説や機材・ホテルの紹介も観賞後参考になります。
南国のDVDを捜し、これを選びました。家で一人で過ごすことが多いので、BGVで流しています。ゆったりと観たり、通りがけに見たりしています。ラグーンがこんなにも心安らかにしてくれるとは知りませんでした。リゾートの魅力の映像がこの上なく素晴らしいです。
本書は現在の政・官・財の癒着の原点とも言える伊藤博文、大隈重信、山縣有朋ら明治時代の元勲達の政商との利権に通じる「裏の顔」を丹念な調査で暴いている。
北海道開拓使官有物払い下げ事件、シーメンス事件、尾去沢銅山払い下げ汚職等々、これでもかと権力者による利権漁りの詳細が描かれている。
西郷隆盛の「参議の中には右手に商売、左手に政治をやる輩がいる。これでは、維新のために死んだものたちに申し訳ない」と言う言葉を納得させてくれる本である。
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