SFC版のサントラを所持していながら、PS版のも購入して数年が経ちます。 ハードの違いによる音源の違いか、全体的に音が軽いのが気になりました。 (PS版のアレンジは増子サンではないようですが) 音色に関しては、スーファミと比べてかなり好き嫌いがわかれそうですね。 でも、全部が全部いまいちというわけではなく、音もクリアで一部の曲にメロディーが加わったりと原曲のイメージを崩さない感じに仕上がっているのではないでしょうか。 特に、Iのボス戦は本当カッコイイ!!他はレベルアップ、廃墟、ゲームオーバー等々…。 あとSFC版では単調だったセンターの曲に綺麗なメロディーラインが加わり、大幅にパワーUpされて超お気に入り。 (SFC版if…にてプラスされたメロディーのアレンジですね) 個人的に真・女神IIで一番好きな曲、魔界3Dは、SFC版if…の方が好きでしたが。 SFC版if…では、増子サンの手による新たにメロディーがプラスされた曲群で、どれも素晴らしかったと、個人的には思っています。 (残念ながら、SFC版if…は今現在サントラ出てませんので、切に希望します) 尚、シークレットトラックには魔神転生が入ってます。 ペルソナ、魔神転生の青木サウンドも大変宜しいので是非。
シナリオチャート、ボス戦、ダンジョンマップが別になっているので使いづらい。 アイテムのデータとそれの開発に必要なフォルマも別ページ。
ゲーム内では確認できない状態異常の相性が載っています。 スタッフインタビューがないのは残念。
3DSでのソウルハッカーズ、女神転生4発売のアナウンスを受け、 未プレイだった本作をプレイしようと思い立ち、購入しました。
本作は、ファンが「女神転生」に求める要素を全て網羅していると感じます。
ストーリー。
これ程全編が絶望に覆われた舞台背景も珍しいのではないでしょうか。 シュバルツバースという謎多き地に赴く主人公達。 ゲーム開始後、「これ、人類の為の捨石じゃ・・・」なんて 思った方も多いのでは。。。
相変わらず、テクノロジーの孕む矛盾、プレイヤー個々の 哲理思想が剥き出しになる悩ましい選択肢の数々。 神に縋るのか、生の欲望を曝け出し生きるのか、 はたまた人間として葛藤や矛盾、弱さを抱えながら物語を進めるのか。
様々な「生が内包する"答えの無い"禅問答」を繰り返しながら、 エンディングを迎えた今も、何だかスッキリしないというか。 それらが綯交ぜとなった、「何が正しいのやら・・・」という やるせなさや、しかし微かに垣間見える一縷の希望。 なんというか、この手触りこそが、女神転生ならでは、と感じます。 世に数多のRPGは在れども、少なくとも自分は、 この類の感覚を他のゲームで得た事は無いです。
しかし、何十年も前から、テクノロジーと思想、社会様相の混沌を織り交ぜた 世界を展開して来たこのシリーズですが、現在の生活様式を鑑みるに、 当時この企画を立ち上げた諸氏の慧眼に敬服します。ホントに。 これ、今にして思うと、凄い着眼点だと思うんですよね。
システム。 仲魔システムの周辺はこれまでの良さを引き継いでいると思います。 パスワードやデビルソース等により、プレイヤーによっては 「ライトになり過ぎ」まぁつまり「ヌルい」という感想も有るでしょうが、 より自分好みの悪魔を作成出来る様になった点は、非常に評価出来ると思いますね。 登場する悪魔も歴代最多の300体以上。 パーティ編成でウンウン唸る楽しみも、相変わらず。
バトル。 戦闘は、割とテンポも良く、ストレスは感じません。 猪突猛進でアッサリヤラレちゃうのも、今迄のシリーズ通り。 確り考え、出現する敵の特徴を検証し進んで行けば大丈夫。 この辺りも、良いバランスでした。
ダンジョンフィールド。 初見では苦労する箇所が多々有りますが、トライ&エラーを繰り返し、 そのセクターを踏破した時の達成感は侮れません。 フィールド風景がまた何というか・・・。 詳しくはネタバレになってしまうので記述しませんが、興味深い構成になっています。 ただ、過去のフィールドを再度訪れる局面が有るのですが、 それはちょっと面倒だったかな、と思います。
音楽は、好みが分かれそう、と思いました。 他のレビュワーの皆様が仰る様に、従来の音楽世界とは色合いが違います。 自分は、正直余り印象には残らなかったです。良い雰囲気を持った楽曲ばかりですが。 例えば、真1が持っていた「無音も含んだ、言葉に出来ないくらいの不気味さ」 とは赴きを異にしています。でも、今作の音も、重厚な雰囲気を醸し出していて、 それなりに好きです
とまぁ、全編に魅力溢れる本作ですが、とにかく、自分は物語に惹かれました。 単にストーリーについてだけで無く、キャラクターの個性を含めた 物語全般という事になりますが。
登場人物それぞれの決断や思想に対し、全て「一理有るなぁ」と感じられる。 考え方や気分次第で、どのキャラクターに共感出来るかも、変わってくるでしょう。 実に、興味深い物語が展開されます。
別に娯楽にそこまで大仰なモノを望んでいるワケじゃありませんが、 しかしこのシリーズ。相変わらず、「考えさせてくれる」物語を持っていますね。 プレイして、本当に良かった。
ペルソナ4のアニメも大変好評だそうで、派生作品も含めた これまでの作品、今後のシリーズ作品も、プレイしてみたくなる作品でした。
かなり膨大な量がまとめられており、データ集としては便利 好きな悪魔に技を仕込もうと思った時などすぐ調べられるのはありがたい。
一方でそれ以上でもそれ以下でもないので、真新しい発見はなし。 かなりのやりこみの域に入るであろう、ライト悪魔合体とその承継法則やスキル変異の法則など、既存の以上のことは記されていない。
見ずらさについても書籍媒体の宿命というかこんなものだろうという感じ。 索引がかなり細かくあるため見つけづらいということはない。
よくも悪くもデータ集。
「 真・女神転生IV 」のゲーム本編やゲーム誌情報などでは明かされなかったイメージボートやラフ、キャラクターの初期案など、初公開のイラストが満載の魅力ある一冊。 高解像度の印刷によってイラストが細部まで見やすくなっており、今まで気付かなかったキャラや悪魔の細かい装飾や模様をハッキリと見ることができます。 インタビューやコメントも充実しており、イラストに隠された裏設定や秘話も満載です。
ただ、新悪魔のイラストについてひとつだけ不満があります。DLCで配信されたオレアード、アエーシュマなどの色違い悪魔、西村喜廣氏の造形による悪魔のゲーム中イラスト、マサカド公の首、これらのイラストが収録されていないのです。 せっかく他が充実した設定資料集なだけに、この点一つが惜しくてなりません。
設定画集としてのクオリティについては☆5ですが、一部イラストの未収録から☆−1とさせていただきました。
しかし、先ほども言った通り、イメージボートやキャラクター・インタビューの収録量は非常に充実しており、「真4」の世界観をより深く知ることができる一冊です。是非手に取ってみてください。
|