見事に前作の仕上がりをぶち壊してくれました。
フィースト程の急ハンドルでは無いものの、完全なる別物にしてしまうのは才能と呼んで良いのかも…
内容は『ピラニア』も『主役らしき女性』も途中からは完全に蚊帳の外(ひたすら登場はしてますが)で、最終的には何もかもをデビッド・ハッセルホフが持っていきます(ベイウォッチが好きな人に至っては、のたうち回って喜べる事でしょう)。
言わずもがな「怖い映画が見たい!」という人には全く用事の無い作品です。
。。。機会があって1978年版もみることができました。
今回の作品では 「アメリカン・ヒーロー」と「Pippin」のウィリアム・カットが主演です。 。。。前作では濃い茶髪、濃いひげ面の男性がヒーロー。 今回のヒーロー、カットさんは金髪、青い目で 少し小柄なので、なんとなく頼りなさそうで。。。それがかえって不安感を増します。
いつ死んじゃうかハラハラしどうしですが。。。最後までヒーローは頑張りとおします! おまけに まさかのhappy ending!
。。。妙にリアリティを感じさせる作りです。
確かにすべてにおいてスケールダウンしています。逆に言うと前回が豪華すぎたというべきかもしれません。しかし、まったく退屈で駄作というわけではありません。83分というタイトな時間で飽きさせないようにまとめています。ゲイリー・ビジーが冒頭5分ぐらいで死んでしまったり、デヴィット・ハッセルホフの活躍(いや、本当に良い人だ。こんな役引き受けてくれる度量の広さに感心。NGシーン見ていれば人柄の良さが分かります)。女性自身の中にピラニアが入り込みH中に男自身に噛みつく、最終的に男自身を切り落としてしまう件(よく男女共生きてたな)。お尻の穴を噛みつかれる男。事態を見逃し利益を貪っていた奴らは全員死んでしまう。もうアホ描写満載です。誰が監督かと思えばザ・フィーストのジョン・ギャラガー、この名前を聞いて何となく、この作風理解できてしまいました。限られた予算のなかで頑張っている作品だと思います。
某巨大ビデオレンタル店にて投げ売りしてて買いました。 (¥80) 水中ピラニア進行シーンはオリジナル作品からの流用らしいですが 凄く楽しめました。脇役もイイ味出してますね(特に犬) 子供が犠牲になるシーンはさすがに痛いです。
…レビューからそれますが、 この様な『マイナーな良作』がレンタルの市場から消えて 誰もが知るウンザリな作品のみが棚を占領する実態も改めて感じました。
1997年にリリースされたアルバム「Franchise」に較べれば格段の進化じゃないですかね。 本アルバム「FILL IN THE BLANKS!」は2000年のリリース。 1999年に黒夢が無期限活動停止を発表したんで、 人時さんがソロになってからの初のアルバムと言うことになります。 今回は録音状態もとても良いです。 「Franchise」がどうにもデモ録音のような荒さがあったけど、 こちらは音像に立体感が出て来ました。 そしてなにより「Franchise」が高速ビートを多用した、 少々歌謡曲ぽい楽曲が多かったのに対し、 「FILL IN THE BLANKS!」は緩急が出て来ました。 人時さんのボーカルも下手にシャウトせずに比較的にナチュラルに歌ってますね。 こちらのほうがボーカルは断然良いと思いますね。 どうにも黒夢時代の清春さんの、 過剰セクシーなバイセクシュアルなボーカルのイメージが強烈なんで、 人時さんも、その点、損だとは思うけど、 アルバム収録曲全曲のボーカルをとる以上は、 彼の声質の個性を探求したほうが良いと思いましたね。 本アルバムはサウンド面もボーカル面も突破口が見えた作品に思えますね。 ただ、やっぱりハードなアップテンポのサウンドが、 お神輿ビートになっちゃうのは日本人の特性ですかね? これはこれでいいんですけどね。 僕の細胞に染み込んでいないと言うだけの話で、 否定するつもりは全くないんですけど、 「FILL IN THE BLANKS!」はそれでもお神輿ビートオンリーではなく、 色々なビートを取り入れてるんで飽きは来ないと思いますが・・。 なにより本アルバムは「Franchise」より俄然ロックぽい。 これは共感してしまうので、 黒夢をあまり聴いていない僕としては、 人時サウンドから黒夢を逆に聴いてみたいと興味を持ってしまったアルバムですね。
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