現実離れしすぎてまともにみてると、は?てなっちゃうけど深く考えずに見てればおもしろいですよ。思わず涙するシーンもありました。先生方一人一人のキャラがよかったですね。
Amazon Vine 先取りプログラム メンバーによるカスタマーレビュー (詳しくはこちら)
カバーのデザインも胡散臭さに満ちあふれていて素晴らしい。
フットボールサミット第4回 カズはなぜ愛されるのか? ―いままで語られなかった「三浦知良」論―にて「オヤジが面白い」というレビューを以前書いたのですが、その面白すぎるオヤジがこの本の主人公。
カズの祖父の代から海外との取引をしていたと書いてあって、やっぱり血なんでしょう。
サッカーに取り憑かれた男の人生。
マイナースポーツであった頃から夢中になり、ワールドカップ観戦まで行く。
その時に日本代表チーム関係者とコネクションができてしまうというのも凄すぎ。
サッカー関連のビジネスを手がけ、同時に覚せい剤取引で逮捕、収監まで経験。
それでもこの人全然めげない。
地元にいられないからコーヒー農園でもしよう、って稲中卓球部の田中の様な発想で
ブラジルに渡っちゃう。
現地でも需要を見抜き、持ち前の商才を発揮して成功していく。その姿はまさに
起業家であり、尊敬に値する。
とても胡散臭くて危なっかしくて、でも一緒にいると何かやってくれるんじゃないか、楽しいと感じさせる人間的魅力が溢れてるすごい人。
日本中を熱狂させたJリーグブームの影でこんな人が活躍していたと思うと、清濁理解できるようになったオッサンの自分はにやけてしまいますね。