自分はリアルタイムでイデオンを見た者だが中年になって見直した時、内容の濃さ、湖川さんの絵の美しさ、音楽の美しさを再認識し、こちらのCDを前作と合わせ中古で購入した。番組後半部の名シーン・戦闘シーンに使われた名曲がそろっている。その為イデオンらしい逃亡劇や孤独の雰囲気がでている美しい曲が多く買って良かったと思った。(6曲目「はずむチルドレン」は明るすぎて浮いているのでこれははずした方が良かったのではないかとつくづく思う。それを除けばほぼ統一された流れになっている)。ファンなら名シーンの曲が多い為聴いていると色々な場面が脳裏に蘇るだろう。一曲で2種類の曲が入っている物が多くトラツクは合計14曲だが実際にはもっと多い印象を与える。弦楽器が多くクラッシックを聴いていると錯角させるような面があり、すぎやま氏は本当にいい音楽をイデオンに創ってくれたと思う。個人的には前作のCDよりこちらを聴く方が圧倒的に多い。
5.「揺れる心」・・・・後半部は、憎しみの植民星で「何故我々を巻き込む・・?」「我々も巻き込まれたクチだ。」のシーン
7.「因果地平へ」・・・後半部は、ロッタのカララ銃撃で「皆が立派に見える・・カララも、ロッタも、べスも、シェリルもだ。悲しい位立派に見える・・」のシーン
9.「星々たち」・・・前半部は、番組後半部何話かのラストでナレーションと共に流れた大変美しいクラッシックかと思うような曲
11.「ギャラクティカ・クラッシュ」・・前半部はソロシップがダミド艦隊に特攻をかける時「神風?何かの資料で読んだ事があ る!」のシーン。後半部はギジェが食虫植物にひっかかり絶対絶命になったシーン
13.「コスモス哀歌」・・・前半部は、コスモがカーシャに毛布をかけてあげる所「何で俺達戦ってるんだろうな・・カーシャ。」のシーン。後半部は、死んだリンを抱いたベスを先頭に皆が歩いてソロシップに戻るシーンやギジェの絶命後のシーンで流れた鎮魂歌のような曲
タイトルどおり完全設定資料集なのでともかく図版だらけです。当時ならともかく絵が古いから初見の方なら見入ることもありますが年季の入った方には見慣れたのが多くて値段なりの価値を見出せないと思います。しかしON THE FRONTLINEというコラムでキャラごとのコラムがありDVDなどを見かえす時どなたでも参考になるとおもいます。まぁ一口コラム程度ですが。しかし今回の本の一押しは巻末近くにある映画公開当時メディア側でやってた『明るいイデオン祭り』の話です。コレは懐かしい!コレだけで自分的には1000円くらいの価値は有りました。関係者インタビューで、とまとあき氏がこれについて言ってますが「なるほどなあ・・これであんな内容になったんだ」と変に合点がいきました。そういえばやはり当事の関係者だったゆうきまさみ氏の漫画でもこれをネタにした漫画があって中で『馬鹿馬鹿しい内容ー!」とかTVが言ってる場面もありましたっけ。今とは違ったアニメファンの『暑い』時代でしたね。それと発売間近の魂イデオンも図面が載ってます。魂イデオンを買ってから図面とすり合わせてチェック入れるのも良いのでは?
学生時代に初めて手にして未だに聴き続けてるアルバムです。
とにかく作曲者すぎやまこういちさんと総監督の富野さんのコンビネーションは見事で、こんな奇跡みたいなアルバムを作り上げた。
エンディングテーマの「コスモスに君と」を先頭にもってくるあたりは非常に効果的。誰もがしびれてしまうのが(4)「闇からの手」の羽田健太郎さんのピアノだ。
予告編で使われた(5)「発動」のエレキギターの導入部は”来たぞ、来たぞ”という感じで盛り上がる。
全体的にとても情感豊かに作られていて「ガンダム」のヒューマンドラマを更に押し進めた人間味溢れるBGM集だ。アニメサントラでこれだけ完成度の高いアルバムは滅多にない。
「機動戦士ガンダム」の富野由悠季監督がガンダム続いて放った
TVアニメ「伝説巨人イデオン」の真の完結篇を描いたのが本作。
TV版ガンダムに続いて打ち切りで終わってしまった無念を晴らすが如く
キャラクターデザイン湖川友謙氏がほとんどの原画を担当したという
入魂の作画、豪快な演出、丁寧な撮影による鮮やかな映像、
「ドラゴンクエスト」でもおなじみすぎやまこういち氏作曲の壮大なオーケストラ曲に乗せて
イデオン&ソロシップvs何十万機というバッフクラン艦隊との最後の殲滅戦が幕を開けます。
完結編の『発動篇』が劇場版でリリースという稀な形になったため、
作品紹介を兼ねて新作カットを多数追加した総集編の『接触篇』も同時公開されましたが、
展開が速すぎてダイジェスト程度にしか感じられません。
やはり、この作品はイデオンの完結編のためTVシリーズ全39話視聴が必須になると思います。
分かり合えない人の業の有様をアニメという媒体で
惜しげもなく描いた点は早すぎた傑作と言えるでしょう。
アニメーションの作画自体がやや古めかしい印象は拭えませんが、
女、子どもまでも区別無く、戦場を舞台に次々と倒れていく壮絶な修羅場の勢いと生き様は
当時の『たかがアニメ』という印象を完全に粉砕してくれます。
人の業を超えうる善き魂への輪廻を壮大なスケールで描いた本作はまさに必見。
ニュータイプ論に始まった富野思想の核心を伝える荒削りの野心作に乾杯!
中途半端にそれも接触編の方しか持ってなく、発動篇こそ一番欲しいのに見つからなかったあの頃。 イデオンは既にカルト的人気で評価は高いのは高いが、一方でそんな歪な形で人気になってしまった為 市場では殆ど見かけない作品。
んなくそー!!何でないんだよ!見つけてやるぅ!どこだぁ〜!プレミア化だと?そんなの修正してやる!......
これといった動きがなかったイデオンだが、アニメ夜話という番組であのイデオンの作品が とりあげられてからの動きと連携してたのが知らないが、しばらくしたら遂にサントラが発表されたのである。 何かわからないけどこれがイデの導きなのであろう。ようやくようやく聞ける日がこようとは大変あっぱれである。
だが余りに壮大で高揚感を刺激し発動してしまう楽曲ばかりなので車の中で聴くのは大変危険である。
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