本書は単なる映画紹介の本ではない。 登校拒否の子供への唯一の教育として映画を見ることを課した、父親の試行錯誤の物語である。恋と酒と音楽(と少しのドラッグ)に明け暮れる息子の成長の物語でもある。映画紹介よりむしろこちらに紙幅がさかれていると言っても良い。 筆者は映画評論家でもある(つまりプロ)。見るべきポイントを詳しく説明し、「教育期間」が終わるころには息子もひとかどの映画評論家になっている。 映画紹介の本としては決して公平ではないが(しかし、公平な「映画紹介」の本などこの世にあるのだろうか?)、評者が過去に見たことのある映画を別の視点から評価してある点など得る面も多かった
デヴィッド・ギルモアの本は皆無なのでとても貴重なので買った。
貴重なインタビューも収録されていて、ギルモアの人なりが伺えて良い。
アルバムごとのサウンド分析があったのも、とても良かった。
少々プレイ分析が、物足りなさを感じた。
音楽だけでフロイドのことをあまり知らなかったのでとても良い1冊でした。
2006年発表の「オン・アン・アイランド」ツアーは、3月から開始、8月26日、ポーランドはグダニスクの、「連帯」で有名な造船所で閉幕となった。 中休みの6月に、シド・バレットが逝去。7月からは「天の支配」などが加えられた(本作にも収録)。 しかし、まさか本作そのものが、今度はリチャード・ライトの追悼になろうとは...
正直、ギルモアのソロ活動にはさしたる興味も持っていなかったし、最新作の「オン・アン・アイランド」も聞いていなかった。ツアーをやると行っても、どうせフロイド・クラシックスに、自分のソロ曲を適当に織り交ぜた、凋落した演歌歌手の地方公演、くらいにしか見積もっていなかった。 それが、ライト追悼の意味で、本作を購入してビックリした。 ギルモアが敢えて、ロジャー・ウォーターズの歩み寄りを断り、ピンク・フロイドではなく、デヴィッド・ギルモアとして音楽を続けて行こうとした意思と意欲の根拠が、しっかりと聞き取れる。
本作は、全世界的に5つの異なる仕様で販売されているようだが、日本では2種の発売。「デラックス・ボックス・セット」は既に品切れのようである。 値段は高いが絶対そちらの方がお勧めだ。しかし、手に入らぬのなら仕方が無い。通常版である本アイテムとの内容の違いをざっと概観すると、 CD1&2が件のグダニスク造船所でのライブ、全23曲のうち1曲を除いたすべてを収録 DVD1が、同ライブから15曲の映像。+当日のドキュメンタリー(ワレサも登場する) ※以下は「デラックス・ボックス・セット」のみ。 DVD2は、ボーナス映像として、同ツアーから3カ所と、ギルモアのスタジオでのライブの映像。それに、「オン・アン・アイランド」の5.1chサラウンド・ミックス(音声のみ) CD3は、同ツアーからのボーナス・トラック12曲。
1978年リリース。ピンクフロイドのギタリスト・デヴィッドギルモアのファーストソロアルバム・・・1曲目インスト「ミハリス」からフロイドを彷彿させる演奏を聴かせてくれます(本人だもん・・・笑)。淡々とした単純なコード進行をする曲ながら、彼のギターが入るだけで凄くかっこよくなってしまいます・・・本当、情感たっぷりに弾きますよね。メンバーは、旧知の間柄のリックウィリス(B)・ウィリーウィルソン(Dr)のトリオ編成・・・キーボードはデイヴが弾いています。全体的に派手な印象はなく(地味!!)内省的な感じで、静的緊張感が漂う雰囲気に支配されています。ボーカル主体のアルバムではありますが、前述の1曲目と8曲目デフィニトリー」のデイヴのギター炸裂インストナンバーが素晴らしいです!!ピンクフロイドのロックするエッセンスは、彼による貢献度が高い事が認識できる1枚・・・いいアルバムですよ!! ※久々聴いたけど、最高です!!(出た当時の評価は、ひどかったよなあ!)
演奏・内容共に素晴らしい作品です。その点に関しては、不満は全くありません。 しかし、「ハイビジョン収録による究極の映像美」となると少し???と思いました。 自宅の32インチ液晶TVでHDMI接続で見ていますが、それほど高画質ではありません。 ブルーレイなどではそうかもしれませんが、DVDでは時間を圧縮しているせいか、かなり 映像的に荒い部分もあります。また音声も個人的な感覚ですが、映像とほんの少しずれ ている感じがします。ただ内容・演奏は文句なしの内容なので、お勧めしたいです。
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