前作は、日本酒一般の知識が得られて面白かったのだが、今回はイマイチだな。
いろんな酒にあう料理のレシピが載っているのはいいけれど、それが目的なら、ちゃんとした料理本の方がいいと思う。
いろんな酒蔵に「最終学歴は?」とか「何歳で酒蔵を継ごうと思ったか?」といったアンケートをとって、その結果を本書に載せているけど、これも一般読者には、あまり意味ない。
なにか、新しい視点が欲しいところだ。
高山植物というより、山に興味があって買いました。正直「高山植物」自体は個人的な興味がそんなにないので、DVDには相当数収録されていますがあんまり面白いとは感じませんでした。が、山の映像の方は逆にびっくりするくらい綺麗で収録山数もあって大満足でした。百名山全集的なものより、手軽に楽しめるいいDVDだと思います。
著者の代表作「夏子の酒」自体が、今やマンガ文庫でしか入手できず、 しかもそれさえ巻によっては品切れ状態。そのこと自体が日本酒の 現状を象徴している。「夏子の酒」に満ち溢れていた日本酒に対する 熱い思い入れは、形は違えど本書ではよりいっそう「過激」に。 ちゃらけた入門風だが、中味はかなり通受けする濃厚さ。これ以上の 薀蓄はむしろ野暮で、必要充分の一冊といえよう。燗酒礼賛のトーン は今では浸透しつつあるも、著者の啓蒙も大きかったのでは。 キムタクあたりがドラマで大七あたりを上燗でひっかけてでもくれりゃ、 さらなる起死回生の手になるかも。業界に必要なのはズバリ淀川長治的 存在。単なる通人とどまるか、カリスマ伝道師になるか。尾瀬センセイ、 本職のマンガでも酒物おねがいします!!
落語のおもしろさに目覚めた若者が、弟子入りして落語界の風習の違い、厳しさ、人情に触れながら成長していく、というストーリーの作品は、これまで映画、小説などでさんざん語られてきました。 いわば、このスジは「古典」とでも言えるものではないかと言えます。
この「どうらく息子」も、話のきっかけ、主人公の性格、登場人物の境遇など、ベテランらしくきちんと配置され、普通にそういう話がすすみ、おそらくまとまるであろうことが見えています。
ただ、このままではよくある話をまとめなおしたに過ぎない。初めて落語界の話に触れる人はともかく、落語に興味のある人にとっての意外性というものがありません。
もちろん、このマンガは長編になることが見えています。1巻、2巻で見切りをつけるのはもったいない。今後の展開に期待です。
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