全体を「日本のふるさと」「山間を彩る水の風景」「海を飾る自然のアート」「島へ悠久を訪ねて」の四テーマにわけ、それぞれ二〜三ヶ所を数分で紹介するNHKのDVD。
紹介されている地は京都府の茅葺き民家、長野県の棚田、富山県の黒部ダム、島根県の国賀海岸、五島列島、屋久島など風光明媚な土地が沢山。
パッケージにも書いてありますが、お店などのBGVとしても良いと思います。
観光客や地元住民が映り込んでいるシーンがたまにあったので、「秘境」というタイトルはどうかとも思いますが、やはりNHK、民放の旅番組よりもずっと映像が丁寧で美しいです。夕日、波間を漂う船、屋久杉、摩周湖などなどが静かなヒーリング系の音楽と共に流れ、眺めているとホッとする事間違いナシです。
収録時間は七十二分とちょっと短めですが、日本の自然の映像をお探しの方にはオススメです。
天竜川に沿った地域は、中央構造線が通り地形的な説明があるので理解を深めてくれます。 空からの画像は、その構造を分かりやすくしてくれています。
特に、最近は震災などで断層や地形を考えることも多いので、その理解の一助にもまります。 画像としては、昔の撮影のためかあまり良くないのが難点です。 また、組み合わせている地域をもう少し考慮すると良いと思います。
執筆者は実際に彼の地を踏破した経験者であり、その言葉が清々しい。 こういった、技術と修練を積んだ人にこそ訪ねる資格がある聖地が今もあり、 彼らの持ち帰る言葉や写真に思いを巡らせ心躍らせる・・・。 この楽しみを、これからの世代にも残してあげたいものだ。 僕ら素人の居場所は、そこからもたらされる恵みに直に触れたりしないで、 大切に、そっとしておく事ではないか。
別冊太陽のムック本は、以前に読んだ「先住民アイヌ民族」も非常に優れた内容だった。 これからも、折あれば積極的に読んでいきたい。
近年の「廃線ブーム」に始まる、「廃村」、「廃道」、「廃墟」、そして「秘境」といった、一連のシリーズ書籍の刊行ラッシュには正直うんざり気味なのだが、まだそれらに手を出したことがない入門者には比較的入りやすい1冊ではないだろうか。 「封印された」とあるけれど、実際には足を運ぶのが難儀至極なわけではないし、本書を読んで現地訪問を思い立つ読者がいたとしてもそれほど大きな危険はないと思えるからだ。 紹介記事を読んで実際に足を運んでみたら遭難しましたなんていうのでは洒落にならない。 「身近」と「秘境」は相反する言葉だが、程よいあたりで折衷したと取ればさして気にはならない。
それにしても、最早日本国内には本当の意味での「秘境」というものは存在するんだろうか。 現在のブームのさらに上を行くコアな内容の“国内”秘境探検と言ったら、「尖閣諸島」や「硫黄島」、「沖ノ鳥島」くらいしか残っていない気がする。 その内にこれらの島々も突撃ルポが刊行されたりして。そうなったら別の意味で問題になりそうだ。
近年の「廃線ブーム」に始まる、「廃村」、「廃道」、「廃墟」、そして「秘境」といった、一連のシリーズ書籍の刊行ラッシュには正直うんざり気味なのだが、まだそれらに手を出したことがない入門者には比較的入りやすい1冊ではないだろうか。 「封印された」とあるけれど、実際には足を運ぶのが難儀至極なわけではないし、本書を読んで現地訪問を思い立つ読者がいたとしてもそれほど大きな危険はないと思えるからだ。 紹介記事を読んで実際に足を運んでみたら遭難しましたなんていうのでは洒落にならない。 「身近」と「秘境」は相反する言葉だが、程よいあたりで折衷したと取ればさして気にはならない。
それにしても、最早日本国内には本当の意味での「秘境」というものは存在するんだろうか。 現在のブームのさらに上を行くコアな内容の“国内”秘境探検と言ったら、「尖閣諸島」や「硫黄島」、「沖ノ鳥島」くらいしか残っていない気がする。 その内にこれらの島々も突撃ルポが刊行されたりして。そうなったら別の意味で問題になりそうだ。
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