クライマックス間近になってなぜか続刊の刊行が滞り、やきもきしているうちに、いつの間にか店頭からも姿を消してしまった、ある種“幻”の作品。 いやぁ、まさかこんな形で再会できるとは! ファンとしては行き詰まりの理由を追求したい気持ちもあるが、ここは素直に新装復刊を喜ぼう。 版型が文庫から新書になったので活字もひと回り大きくなり、老眼著しい評者には嬉しい副次効果もあるし(自爆)。
現代の眼で見れば、199X年代という(ぼやかした)時代背景も非常に懐かしい。新しく読者になる(なった?)若い世代には「?」となる用語や概念もあろうが、作者もあとがきで、
>「訊くは一時の恥、ググるは一瞬の待ち」という言葉もあります。
と言っているし(って、ホントかよ?(爆))、昔はこんなだったのか、と想像力を豊かに膨らませつつ読むのも一興かと。
それにしても作者さん、本編12巻+外伝10巻で「全5巻を想定」していたってのは些か算数力が疎かですヨ。評者の拙い計算だと、完結編も含めて最低でも12冊くらいは必要になりそうだし。しかも、隔月刊ペースで出すとして、完結は12年秋ごろ・・・って、ちゃんと出てくれるのか、また心配しなきゃならないじゃないですかぁ!(爆) イノチが続くかな・・・(自滅)。
赤石沢貴士氏の新作イラストが観賞できるのも嬉しい。でも枚数が文庫版と較べ激減しているのが残念。再録もアリじゃないかな。雰囲気からしてオリジナルはカラー作品(たぶんCG)だと思うし、巻頭口絵に新作のカラーイラストを希望しちゃおう!(笑) “名物”のチャットも新作になるし、各巻に必ず新作短編も収録されるそうだし、ますます楽しみだ。
とまれ、今度こそ真の完結を目指して、お互いに頑張りましょう(謎)。 「ゲットレディ、GO!!」
1巻から読見続け、アニメもLDにて視聴しましたが最終回がこんなに待たされるとは、完結してくれたので良しとしましょう。 読まれていた方は作品を読んで語り合いましょう
既にレビューされている方のコメントにもあるように、10巻までが富士見ファンタジア文庫収録分の内容で本巻からは完結編となりますが、あとがきで庄司先生が述べられているように11巻では終わらなかったために次の12巻(今年2月に刊行されるようですね)でもって完結となるようです。そのため本巻に関しては「ヤマモト・ヨーコ完結編・前編」とも言えるでしょう。 さて本書の内容ですが、相対未来の銀河系各所にて発生している超新星化現象とそれと並行するかのように出現した黒色矮星である「アイアンフィスト」がTERRA連合艦隊司令部として使用されている先史文明オールドタイマーの遺産「シルフィウム」に向かって急接近しているという現象が発生し、それらには前述のオールドタイマーが関与しているのではないかとの推測と「アイアンフィスト」接近への対策が講じられる中でTERRAとNESSさらにはnoyss等諸勢力の思惑が交差し、ついには「アイアンフィスト」調査権をめぐるバトルロイヤル式の艦隊戦が敢行されるというのが大まかな流れとなっています。 内容的には本巻にて収まりきれなかった事もあってか(分量は260ページ程度)、これから盛り上がっていく前段階という所で終わってしまっていますが、これは次の12巻でどのような型で収斂していくのか期待するのみという事なのかもしれません。これも先にレビューされた方のコメントにもありますが、本巻では洋子があまり活躍していない所もありいささか盛り上がりが足りなく感じられました。何せ表紙カバーでは既刊分と比べてもえらくシリアスなだけにそういう展開が盛り込まれているのではないかと思いましたが、このようなシーンはちっとも登場しておらずいささか拍子抜けの感すらありました。 しかしながら長らく未完のままで闇に消え去るかもしれなかった作品が完結に向かって動き始めた事は嬉しい事と思っています。是非次の12巻では大団円を迎えて欲しいと願うばかりです。
「ヨーコ」ファンにはわかると思うがレッドスナッパーズが唯一まともに描かれてる作品だと思う。 敵側が丁寧に描かれているし設定もしっかりしている。 個人的に続きが見たい作品です。 可愛さと絵の美麗さは言うことなしです。
話の運び方、絵の綺麗さ、申し分なしです。 戦闘シーンには気品を感じ、ヨーコ達のあどけなさには心が和みます。 予告も小細工の上手い作品、Mission1を見たら、落ちてしまいましたv
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