エレックの一連のものが、 再集録されているだけかと思ったら大違い!!
「黒の舟唄」は、オリジナルのコロンビアのシングルバージョン。
その他も、桜井さんが、独自に持っていたものから ほとんどがCD化されています。
スターリンもじゃがたらも、 頭脳警察もアナーキーも ぶっ飛ぶ、 それが野坂さんの歌です。
過激、とか、ロック、というのは こーゆーの言います。
とりあえず一枚、野坂さんの歌聴きたいなら、 迷わずこれ、です。
作品を手にするとき本から入ることが多いのですが、「火垂るの墓」にかんしては逆でした。以前何度かアニメーションで見たことがあるこの作品の文庫本をある人にすすめられ読み始めました。 映像から先に入ってしまうと、自分の(ある意味)無限にある想像の世界に蓋をされてしまう気がすることが多いのですが、この作品に関してはあまり違和感はありませんでした。映像としての作品にはその良さがあり、本にもそれ独自の良さがあったように感じます。文字を目で追うだけではなく思わず朗読してしまうような。そして、声に出して読んでみると更に引き込まれ、息苦しさ、重たい空気、ほっとする瞬間、笑顔から涙、それらを自然と感じられたように思います。
神戸大空襲。同じ神戸。野坂氏は東灘区、小生は三宮駅あたりを彷徨っていました。 蛍の墓 の体験は人生の終末期まで、貴重な生涯の記憶として、何時も心の中心にあります。 何とも不安な、頼りない日本の現状。橋下、石原 代表「維新の会」。石原氏は80才。 この元気さは何処からくるのだろう? 橋下氏の強引さには、いささか同意しかねる部分もあります。 アイディアは素晴らしい。宝塚市、伊丹市長選挙で大敗で気付かれた事があると存じます。野坂氏や 小輩のごとき人種も日本に多く残っています。日本は普通の国でいいじゃないですか。嘆くなかれ。 きれいな日本再生に何かしょうではないですか。
野坂昭如氏のこの記念すべき処女作。色事を色欲豊かな老若男女に売り歩く男たち、彼らはその仕事に矜持と情熱をささぐ。しかし、男達はしだいに悲しみや不能、裏切りが襲う。人間の悲しみ、愚かさを野坂氏が文学の革命といってもいいほどの型破りで破天荒でユーモラスな天賦に恵まれた才能を爆発させた大傑作です。
師匠は今も昔も壊れています。 ライブ盤で聴くほどでたらめさが倍増します。
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