歴史上の策士として、名高い孔明であるが、その戦歴をつづった小説が多い中、その生い立ちや、内面に迫ろうとする小説は少なかったのではないだろうか? 孔明がどのようにして育ち、どのように考え、また、戦略を練ったかが、この小説を通して、大観できる。 筆者自身が、内面的に孔明と親近感を持って作成に当たったことを読者は垣間見ることができるだろう。 史上で最も優れた策士といわれる孔明の思想を感じることができる一書である。 お勧め!
著者は、史料分析により劉備と諸葛亮の関係を「緊張関係」と見ている。
これまで私はそのような視点をもったことすらなかったので、少し驚いた。だが、著者は諸葛亮を批判しているわけではなく、むしろあり余る
敬愛の念が感じられる。諸葛亮ファンには是非一読していただきたい書。
この本を手に取っているような向上心のある人はこの本で学べることはそんなに多くはないと思いますが、子供に読み聞かせるのなら最適だと思います。
「冷静」の項目で、隣りの家の住人が自分の家の庭に雨水を放水したことに妻が腹をたてたが、主人が「いずれ乾く」とまったく意に介さなかった話が面白かったです。(たしかこんな話です)
システムなんかはなかなか興味深いものがあり、コーエーものに 慣れている一般人としては、意表を衝かれます。 不快なところは、CPU君主には政略ポイントの概念がないこと。 計略なんかもいやっていうほど使ってきます。要するに反則技ですね。 また、戦争はほとんど自動で行われるうえ、負けると被害が甚大。 そういうことを気にせず、じっくりプレイするのが好きな人には 大変に合っているゲームです。
三国志シリーズの中では、かなりシンプルとなっており、内政は担当者を選択するだけで成長していき、戦闘も、野戦、攻城戦ともにややこしくなく良い。 一騎撃ちはスピード感があり、非常に緊張する。 一つ難点を加えるなら、 プレイしていて、このままクリアできる一線を越えてしまう事があり、越えてしまうと、非常に淡白で飽きっぽくなる。周りが敵ばかりの切磋琢磨の時期が一番楽しいゲームである。
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