2005年に急逝した吉朝を惜しむ人は多く、ファンの声に推されて、ぼつぼつDVDも出てはいるが(10月24日に第2集発売)、もともと良質の映像は多くは残っていないと思われる上に、いろんな経緯で?、残された映像の中の最高のものはDVD化される見込みが薄い。 となれば、現時点で吉朝落語の真髄に触れるには、生前に発売された(当然、吉朝自身が演目と音源を選んだと思われる)CDを聴くほかない。
『七段目』は、忠臣蔵ネタの芝居噺の中では白眉の名作。芝居に熱中する若旦那が、父親の小言に、いちいち芝居のセリフで口ごたえする場面の可笑しさは絶品。芝居を楽しみながら、それで遊んでしまう古典のパロディ精神は、生半可な新作の及ぶところではない。
もう1席の『愛宕山』は、上方落語定番の大ネタだが、春の京都の情景、多彩な登場人物の描き分け、クライマックスに向けての盛り上がりと、一分の隙もない名演だと思う。 あえて比較すれば、DVD第2集の『愛宕山』も良い出来ではあるけれど、このCD(2000年収録)を聴くと、DVD(1996年収録)の40歳前後の芸より、吉朝はずっと高い次元に到達していたんだなあ、としみじみ思う。
何でクリアー音変えたのでしょうか (笑)
今回良かったところはメンバー同士の絡みがあったこと
またメンバーとの会話の時間が長く感じたところです
やっていくと小ネタが多いのも笑えました(ファンがウケるような)
制作者はAKBの事よく知ってるなと思いました(笑)
前作によくあったデートシチュエーションが他のメンバーと被る事が今回は無くて改良されているなと感じました
ムービーシーンで振っても、続けられるところも良かった
エンディングのクレジットは前作以上に最高だった
ゲーム進行の仕方で自分の推しメンがわかるというシステムも良かった
空手の稽古で型を何度も練習するものの、その動作の意味を理解しないままに行うのは上達が遅れるばかりでなく、実戦に役に立たない。 こうした問題を解決するには本書のような解説書で意味を確認し、念頭に置きながら反復するのが効果的。 また、日頃の鍛練の方法も確り記しているため、特に初心者には有益な一冊である。
本CD、「音禅法要」と銘打って2008年4月22日、京都紫野大徳寺塔頭:真珠庵で行われた「法要=典礼」のライヴ録音。 ジャケット表紙のタイトルにもあるように、この記録は基本はあくまでも禅の「法要」であり、実際に大徳寺派管長の列席のもと、大徳寺の僧侶(その中には、専門道場において修行中の、プロの修行僧である雲水も入っている!)によって行われ、世界平和の祈願と大徳寺の住職でもあった一休和尚に捧げられた正真正銘の法要=典礼である。 しかしながら、このCDが独特なのは、法要=セレモニーとしての基本の枠組みを守りながら、同時に音による芸術という方向性をも強烈に指向しているところである。宗教的な典礼の記録、あるいは宗教的なインスピレーションに基づく芸術作品の録音といったものは、個別の形においてはそれほど珍しくはないのであるが、宗教的な指向と芸術的な指向とを本格的な形で調和させることは、実は極めて難しいことである。宗教は根本においてはあくまでも内省的なものであり、芸術は反対に表現することをその創造性、その「いのち」としているからである。 われわれは、ヨーロッパのキリスト教芸術(教会音楽など)の豊かな世界が、実は極めて危うい均衡の上に、しかも長い時間をかけての精神的な格闘の後に初めて成立したものであるということを余りにも忘れがちであり、ヨーロッパ世界の宗教芸術の世界が、歴史的−時間的、地理的−空間的な広がりから観れば、むしろ特殊で稀なもの、希少な精華であるということに対してもっと意識的にならねばならないであろう。 さて、そうした観点からしても、この「音禅法要」はかなりユニークなもの。法要の方は伝統的な形で進行するが、それに寄り添うような形で動いていく音楽は、既にヨーロッパ風のものとは全く違う。サウンドを聴いていると、現代ヨーロッパの音楽にも同じような感じのものがあるのでうっかり聞き逃しがちであるが、ここでの音楽は、リズムが、あるいはメロディーが「解体された」などという生易しいものではなく、全く違う論理、全く違う形式=構造で動いているのである。しかもそれが、伝統的な日本風(ジャポニズム風)のものではなく、繊細で現代的な感覚に引き付けられて結晶化されているところは、希有なことである。要するに、かなり前衛的な試みであるといえる。 総合的に言って、本CD、心の底に響き入るような静寂感とサウンドの独特の美しさゆえに、難しいことなど言わなくても十分愉しめるものであり、ヒーリング的な効果も感じられる。だから、難しいことを気にする先入観なしに聴けるならば、かなりお薦め! 因みに顔ぶれは、ツトム・ヤマシタ氏のサヌカイト(石で作られたパーカッション)、三好芫山氏の尺八と、豪華なもの。仏文、英文による15ページ程のブックレットの解説も面白い。
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