芥川賞作家、長嶋有の小説15作品を15人の漫画家が漫画化するという企画本。 藤子不二雄Aが表紙を描いていてそこが手に取りにくかったですが、他漫画家へのオファーをする際に役に立った”藤子先生も参加の安心企画!”というのだからこれはこれで良かったのでしょう。
作家陣は大御所・萩尾望都から昨年デビューの新人オカヤイズミまでバラエティに富んでおり、雑誌のような幅広さがあります。贅沢な”アックス”みたいな感じでしょうか。ただ普通の雑誌であればそのバリエーションゆえに「どうでもいいマンガ」、「好みじゃないマンガ」が散見されるのですが、今回の企画についてはすべてマンガ原作者が同じであるのでここに一定のクオリティというか方向性というかテイストが明確に決まっています。これにより大変読みやすく、400頁を超える分厚いこの本を大変楽しく読むことができました。
また、全マンガ作品について原作解説、マンガ解説、漫画家紹介がしっかり書かれていて、コラボ裏話やこの漫画家初めて読んだけど他にはどんなの描いているのかな?といった読者が読後に感じるであろう興味の部分についても丁寧にフォローされています。長嶋さんの原作力、編集力、サービス精神は大変素晴らしいです。
大変満足度の高い作品でした。掲載漫画家の2-3人を知っている人なら、買って損することはまずないと思います。おすすめ。
1長嶋有さんの本が好き 280年代、90年代初めに小中学生だった 人向け?! ちなみに僕はドストライクだったから、とても楽しく読めた。 1に該当しなくても、2にはまれば「あ~、それあったよね。」 みたいな感じもあるので、是非手に取って見て。
監督や竹内さんが似たような趣旨のことを発言していましたが、この映画は全くつかみどころのない映画です。
例えばアクションだとか、恋愛だとか、青春だとかに分類することが非常に難しく感じました。
観終わってすぐの感想は、「なんだか甘酸っぱいなぁ」でした。
作品自体もそうですが、挿入歌のRCサクセションの曲や主題歌のYUIさんの曲がそんな気持ちを増大させました。
これといったテーマがはっきりしないので万人に受け入れられるのは難しいかもしれませんが、個人的には好きな作品です。
特典DISCではメイキング・インタビュー・完成披露試写会・舞台挨拶が観られます。
なかでも舞台挨拶はかなり面白かったのでファンの方には2枚組みをお勧めします。
堺さんが自然体すぎて、これが素なんじゃないかと思わせる映画。 無職で女房に浮気される冴えない中年男を、これほど爽やかに愛らしく魅せるなんて、やっぱり怪優ですね。
世の中すべてをゲーム目線で語る作者に親近感を覚えます。 随所にウィットにとんだ笑いがあり、げらげら笑って読みました。 ファミコン世代必携のエンタメ本ではないでしょうか。
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