不思議な表紙絵と題名にひかれて、はじめてみる作家でしたが読みました。 ミステリーはさんざん読んで、ちょっとやそっとの内容ではおもしろいと感じることができなくなっていましたが、これはひとつひとつ精度の高い、短編ミステリーでした。冥界の不思議な雰囲気がすきでひたりたいかたにおすすめです。
配島氏が作曲を手がけた世にも奇妙な物語のサントラです。
有名なガラモンソング、ストーリーテラーはもちろん
昔の週一ドラマ時代に使われていた楽曲が収録されています。
神秘的、感動的な印象の楽曲もありますが
その中でも僕は奇妙な笑い声が入ったテーマ“ゲームソフト”が一番好きですね。
1曲、1曲のクオリティは高く他の番組でBGMとしても使用されています。
ごく最近ではTBSの『飛び出せ!科学くん』で“ゲームソフト”が流れていました。
少し前にも“猿の手様1”がトリビアの種の雑種犬シリーズで使われていました。
独特な楽曲が多いので他の番組で流れたらすぐに気づくと思います。
全部で全六話収録されています。特に個人的に気に入ったのは六話の『柿の恩返し』です。 柿の木がある老夫婦の隣の家のおばさんはかなり性格が悪いうえ下品です。 ブチ切れた時なんかチェンソーを持ち出すし…。
『透き通った一日』...北乃きい主演。いつも通り授業をサボって保健室で居眠りしてた女子
学生。だが目覚めてみると自分がいつの間にやら死んだ事に!?
この話ウエットな感覚とドライな感覚入り混じってて妙にリアル。またそれが北乃きいちゃん
の雰囲気にピッタリ合ってて実に好い。素晴らしき演技力に魅せられます。このコは本当に
オーラがあります。。。
その他、まさに皮肉の屋上屋のような話『さっきよりもいい人』を始め、狂気のシーンに震え
る『これ……見て……』、商店街での滅茶苦茶バトル『日の出通り商店街いきいきデー』、
人間の背徳じみた黒い欲望を描く『フラッシュバック』などヴァリエーション豊かな内容。
奇妙な体験是非どうぞ。
怖いのはほぼ無いです。 むしろ笑えるものがあります。 どの話も面白いものが揃っていますが、 個人的に一番と思ったのは「夜汽車の男」です。 これは弁当がキーポイントのお話です。
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