「太陽と戦慄」~「レッド」までの所謂King Crimson70年代黄金期のベーシスト。Heavyと叙情性の2面性を限りなく調和させたベーシストの聞きやすくも凛とした気風を漂わせる一枚です。
音質はこの当時としてはよい方でしょうが、現在ではやはり残念です。
英国出身のベテラン・プログレ・ミュージシャンの、‘94年の日本公演を収録したライヴ盤。 バンドのメンバーに、元IT BITESのJOHN BECKとBOB DALTONが参加しているのも注目すべき点だ。 久し振りだったからなのか何なのか、全体的に演奏より雰囲気に緊張感が感じられる。それがまた全体的に締まりを生んでいる観もある。 今後は演奏しないであろうアコースティック・ヴァージョンとしての1や、珍しい5、14といった曲が聴き所だろうが、この時点で最新作からの4、10、13が、初披露ということもあり、特に素晴らしい熱唱を見せている。 実績十分の大ベテランであるが、過去の遺産のみに頼ろうとはせず、ソロ活動という新たな一歩を踏み出した、意欲と緊張感が表れているライヴだ。
|