自分はオリジナルのTVアニメ版ジーグと、今作の前日譚である漫画版ジーグは見た事が無く、 旧作に関する知識はスパロボのみの状態でレンタルDVDを見たのですが、全く問題無く楽しめた、 というより、今まで見てきたロボットアニメの中でもトップクラスの面白さだった為、最終回を見終わった後、速効でポチらせて貰いました。
上でも書いた通り、旧作のキャラクターも50年後(!?)の姿で登場(ある事情により殆ど年を取っていないキャラもいますが)しますが、 主人公チームは、今作の為に作られた新キャラなので、旧作を見た事が無くても問題無く楽しめます。
ストーリーは、序盤から中盤に掛けては、毎回現れる敵を、バリエーション豊かな戦い方で倒していく、昔ながらのスーパーロボット的展開で進みつつ、 同時に、後半に向けての謎と伏線のばら撒きと、本筋の人間ドラマの積み重ねが描かれていきます。 クライマックスのインパクトや大河ストーリー的な人間ドラマに隠れがちですが、前半から中盤に掛けてのギャグ描写や、 豊富な換装パーツを使ったメカアクションも、本作の魅力の一つです。
そして第10話における、思わず「な、何だってーー!!??」と、叫びたくなるM〇R的な謎解きと伏線回収を契機に、物語はクライマックスに突入。 涙無しでは見られない、宙さんとミッチーの50年ぶりの再会。(あの演出はずるいです。褒め言葉ですがw) 鏡君の遺志を受け継ぎ、過去からの因縁に決着を着けるべく、戦いに挑む剣児とつばき。 絶望的な状況下でも、決して諦めず主人公チームをサポートするサブキャラ陣が、視聴者のテンションを下げる事無く、グイグイとクライマックスを引っ張っていきます。
中でも最大の見所は、やはり<新旧Wジーグの共演> 11話のあたりまでは『早くWジーグの雄姿を見せろよ!?』と、思っていましたが、12話における宙さん(とミッチー)のやりたい放題っぷりを見ると、 12話で初共演させて正解だったと言えます。あともう1話早く出ていたら、剣児を食ってた可能性がでかいw
2007年放映のアニメですが、HD画質での制作なので映像は無茶苦茶綺麗です。 1クールとはいえ、キャラ及びメカ作画も安定していますし(特に合体バンクと、各種必殺技はどれも凄くカッコ良い!!)
BOX構成の方は、ディスク4枚を2ケースに収納(1ケースにディスク2枚収納)+ライナーノートが付属。 このライナーノートが、「ファンなら絶対所持しとくべき!」と、言える内容で、 ストーリー解説から、シリーズ構成・監督へのインタビュー、作中で出てくる永井豪作品のモブキャラの紹介に加え、 全キャラ・メカの設定画をカラーで収録、特に出番が1話限りだった換装パーツの設定画はありがたかったです。 また、DVDのジャケットイラスト(全巻収納BOX含む)も、全てカラーで収録されている為、既にDVDを持っている人も買って損は無いかと。
アニメOP・EDのフルバージョンだけでなく、 挿入歌や英語バージョンなども入っていて嬉しい。 たしかにCD1枚あたりの時間は短いが これだけの曲数が入っているのなら、それも仕方ないのかも・・・・。 (昔のアニメの曲は、全体に時間が短いですから) ただ、放映アニメ曲と同じアーティストを、全てに起用してほしかった。
4年ぶりに御大水木一郎がJAM Projectに帰ってきた1枚。 心なしか昔のJAM Projectに戻ったような感じがします。
期待どおりに良い出来具合だった。満足。 若干、関節が甘く磁力が弱い。
鋼鉄ジーグの続編である本作は、旧ジーグ視聴者も新規視聴者もどちらも楽しめる内容となっており
永井作品の作風を存分に活かした内容で、製作スタッフのジーグへの拘りが伺える。
・熱血でお馬鹿、エロいが単純でプラス思考の憎めない主人公
・お約束のおせっかいな幼馴染(Hなシーンもあり:R-12程度?)
・サブキャラクターや脇役に永井他作品のキャラクターが出演するスターシステム
・勧善懲悪の王道パターンのストーリーで判り易く、且つ毎回wktkできるシナリオ
・次回が見たくなる上手い伏線や演出、戦闘シーンなど。作画のクオリティも安定
どこぞの素人監督が製作した陰鬱でグロゲロ満載の駄アニメと違い
勧善懲悪で熱血なストーリーと主人公は視聴者の共感を呼び
小さい頃に見たロボットアニメでのワクワク感が蘇ります。
熱いロボットものを見たい人に是非お勧めです。
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