1998年に全米で放映されたビーチ・ボーイズのヒストリー番組をDVD化。DVD化に際して、特典映像やサラウンド・リミックスによる楽曲も追加収録された、大満足の発売だ。1986年に発売された「アン・アメリカン・バンド」にはレア度が劣るが、バックで流れる曲もレア曲が多く、見逃せない。デビュー当時から、現在のビーチ・ボーイズの状況まで2時間弱で一気に把握できる。ビーチ・ボーイズに興味を持って、彼らの足取りについて知りたい人にとっては格好のアイテム。値段が高いかもしれないが、優れたヒストリー番組、素晴らしいサラウンド音源を聴けば、きっと得した気分になるだろう。
次から次へと、ヒット曲のオンパレード。サーフィンで売り出したビーチボーイズが、ハワイで結成25周年コンサートを。カールがデニスのために歌う「ヘブン」は最高。また、アルのカリフォルニア・ドリーミング、マイクのゲッチャ・バック、ブライアンのスピリット・オブ・ロックンロールが聞ける。
ドルビーデジタル音声での再生は問題ないのだが、Adovanced resolution Mono,Stereoをセレクトすると字幕の画面が変わるたびに音がとぎれてしまう。当方のハード機器に問題があるのかわかる人がいたら教えてほしい。しかしDVDの内容は文句ないので作品、ソフトともに☆5つなのだが...
言わずと知れたビーチボーイズの 言わずと知れた名曲ぞろいというところで、 初心者、入門者の方には超おすすめです。
正直なところ選曲の偏りもあるし、 ファンからすれば「なぜアレが・・・!」というのはあるけれど、 有名どころはほぼ網羅されているので安心です。 この価格で50曲というのも良心的。
このベストからオリジナルに入っていくのが良いでしょう。
〜デラックス盤の仕様について
BOXはしっかりとした作りでいい感じ。 サーフボードが並ぶデザインも秀逸です。
CDは紙ジャケットのようなケースに2枚。 もうひと工夫ほしいところかな。
ポストカードはあくまでオマケ。
日本語解説は、曲ごとの解説、英詞・和訳付き、 さらに細かくヴァージン情報まであって丁寧。
とってもいい感じです。
奇跡の復活からもうすぐ10年。今年は伝説の未完成アルバム「SMILE」を37年ぶりに完成させ、2005年には来日公演まで果たすという、まさに絶好調のブライアン。彼の来日歓迎ムードを一層引き立てるであろう一冊が本書だ。 20世紀のポピュラー音楽の中でも最高峰に位置付けられる「PET SOUNDS」を、その音楽性のみならず、創作過程でのブライアンの苦闘も余すところ無く捉えており、過去にも紹介されていない逸話も含め、質・量ともに現在まとめうる最上のモノだろうと思う。 更に嬉しい事に、現在からの視点で、90年以降のブライアンや、「ペット・サウンズ・ツアー」の模様など、最新の動向までを時系列に押えてくれているので、ブライアン初心者、「PET SOUNDS」初心者にもお勧めしたい。 稀代の傑作は、偶然と幸運だけでは決して生まれない。「PET SOUNDS」についていえば、ブライアン・ウィルソンという天才が、純粋な精神性を持つがゆえに苦悩した、その過程から生み出された、まさに「珠玉」なのだと本書によって再認識した。
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