こんなにも音楽が、人の心を癒してくれるものかと誰もが思える名曲揃いのCDです。どの曲もどっかで一度は聴いたことがあると思います。このCDを各家庭に一枚どうぞ・・・それだけおすすめできます。さっそく友人にも勧めました。
20年以上合唱をやっていたせいか、ヴォーカルのCDが大好きです。 このクラシック・ジャズ・ポップスの女声ヴォーカルの佳曲ばかり集めた『MUSE』は、お気に入り1枚です。それぞれジャンルは違いますが、心をこめて歌われる名曲の数々。「Healing&Refreshing」というテーマにピッタリの曲ですので、一日の疲れを癒すくつろぎの時間にお聴き下さい。 ノルウェーの生んだ歌姫シセルの穏やかな声が大好きです。TBSで放送されて話題を呼んだ青春ドラマ『Summer Snow』より千住明作曲の「イメージ・テーマ」と「SEVEN ANGELS」の両方が収録されています。抑えた発声が、安らぎをもたらしてくれます。 サラ・ブライトマンの歌う「ピエ・イエス」の敬虔な歌声は絶品です。この「ピエ・イエス」は、ミュージカル『キャッツ』や『オペラ座の怪人』を作曲した元夫のアンドリュー・ロイド・ウェッバーの代表的な現代的な宗教曲『レクイエム』の中の1曲です。「ピエ・イエス」のこの可憐な歌声は、フォーレの「ピエ・イエス」と勝るとも劣らないほど、後世に残る名曲だと思います。 レーナ・マリアは、ゴスペルの「アメイジング・グレイス」とクラシカルな「アヴェ・マリア」という全く違う発声を要求される両曲を感情豊かに歌い上げてくれました。昔、「ニュース・ステーション」で歌われたときから好きになった歌手の一人です。身体の障害を越えてこれからも様々なジャンルに挑戦してほしいと思います。 イジーの「バレイロ(オーヴェルニュの歌)」の現代風な大胆なアレンジが気に入りました。とても透明感のある歌声で、他の曲も聴きたくなりました。 他に、エリー・アメリング、ミレッラ・フレーニといった有名な大歌手や、美貌と美声の二物が天から与えられたフィリッパ・ジョルダーノと、収録されている歌姫の顔触れも豪華で、お買い得の1枚ですね。
TVドラマに洋楽が使われ出して久しいが、なかなかこれと思えるCDに出会えなかった。そのドラマごとにCDを買っているとかなりきつい。今までは自分でベストを作って楽しんだりもしたが、このCDの登場でそのようなことは無用?になりそうだ。邦楽の主題歌も魅力的だが、長く聞き込めたり、そのドラマがぱっと浮かんでくるのは洋楽主題歌の方ではないだろうか?もちろん殆どが既発売のものなので、今までの思い入れがある場合は、この曲はこのドラマとは違うだろう!という向きのものもあると思います。このCDの良さはボリューム満点で選曲の良さにあると思います。1は今大ヒットの「白い巨塔」のアメイジング・グレイス、2は懐かしの名作「岸辺のアルバム」で印象深く流れていたウィル・ユー・ダンス、トレンディードラマの走りの34「男女7人シリーズのシャカタクの楽曲。5は日本の方が大ヒットし、ドラマのタイトルそのまま曲名にサブでついた「想い出にかわるまで」~イフ・ウィ・ホールド・オン・トゥゲザー(ダイアナ・ロス)、近年では1415の「ストロベリー・オンザ・ショートケーキ」のアバの楽曲20はキムタク・さんま共演の「空から降る一億の星」でのエルヴィス・コステロや21は竹内結子の「ランチの女王」(スリー・ドッグ・ナイト)など印象深い曲がセレクト。本当はドラマで改めて売れたカーペンターズやサイモン&ガーファンクルなどが抜けているじゃないかという方もおられることと思いますが。多くの人がもっている超有名曲は省いてある方が、このCDでしか聞けない曲が増えるのでは?と勝手に都合のいい解釈をしています。 ドラマの洋楽を一度に聴きたい、手に入れたいという人にはお勧めのCDです。
|