5巻から引き継いでの銀行立て篭もり事件は拍子抜けするほどアッサリ終結。
伏線の回収や新規に伏線が張られることもなく、単純に「陸上1課って何なの?」というのを改めてここで明確にしておく、そんなストーリーだったのかなと。
その代わり、この話の後に入る単発話でちょこちょこと新たな伏線が張られてますね。
具体的には、伍長の体のことや1課に続いて今度は2課絡みできな臭い事態になりそうというもの。
ちなみに回収される伏線はひとつもなし。
どんどん張られ続ける一方の伏線をいつ回収するんだろうと気がかりにもなりますが、巻を追う毎に徐々に見え始める軍の暗部がどこかの段階で一気に表面化してor三課が鋏を入れて、怒涛の展開になるんじゃないかという期待もあるんですよねー。
尚、今回は例の結社─銀の車輪─に関わる展開はありませんでした。
1課に加えて2課の“帝国軍”なる超大な闇と、その軍部にまで差し込む結社の影。
Pumpkin Scissorsが断ち切るべき南瓜の皮は、6名+1頭の3課にとってあまりにも厚すぎる予感。
地下水道の麻薬ルートを支配していた謎の結社の登場。
ステッキン曹長の大活躍(?)、そしてパンプキン・シザーズに所属する大切な理由。
アリスの珍しいトホホ顔、迫力満点の姉二人。軍の陰謀。
…と、これだけじゃ何のことやらさっぱり分からないことでしょう。
それでいいんです。だから、とにかく読んでみて下さい。損はしないこと請け合いです。
6巻は構成があまり良くなかったから心配していたんですが、
この巻はいつも以上に面白かったです。話の構成。そしてキャラも魅力的。
また漫画として盛り上げる要素になる伏線と落としてから持ち上げるという
話の展開。かなり面白かったし先が気になります。
副長、ヴィッターと良いキャラが出てきて更に楽しみになった。
このシリーズ大好き人間の一人ですが、今作品も期待大ですね。今作品には三話「ヒビ割れた肖像」「あさはかな者達」「豊穣な時間」が収録されているそうです。前の二話は原作にも描かれています(もちろんアニメオリジナルの部分もあります)が、三話目はアニメオリジナルの話です。今回はアリスやオーランド伍長はもちろんですが、マーチスやオレルドが頑張ります。二人のファンは必見でしょう。他部署に「お気楽三課」と馬鹿にされながらも構うことなく己が道を突き進む彼らの、信念に満ちた歩みを是非味わって欲しいと思います。
この巻ではついに901ATTが出現します。
巨大な鋏で国境警備隊を○○したりと大活躍。
長編の終わりもしっかりと終わって,スッキリ系と感じました。
しかしマルマンチェダ大きいな・・・
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