右も左も分からぬクラシック初心者の自分が非常に楽しめている。どこぞで耳にした音だらけ。あれもこれもバッハだったのね。一曲たったの45秒だけれど、魅力ある音ばかり。気になったものからどんどん手をつけて行こうかな。最近、体調が良くなるにつれて、未知の音を求めるんだよな。以前より音が身体中に染み込んで来るようだし。何だか世界が広がっちゃって、嬉しい限り。素晴らしい音楽はまだまだ無限にあるものなんだと、思い知らされました。
指揮のバウムガルトナーは、ヴァイオリニストのシュナイダーハンの高弟で
バッハの解釈に定評があった。ブランデンブルクの名演奏は意外に少ない。
その中でひときわ優れたものが、このルツェルン音楽祭合奏団のCD。
もともとはドイツ・アルヒーフのLPで出ていたもの。
往年の名トランペット奏者のルドルフ・シェルバウムが聴ける。戦前のブランデンブルク
協奏曲では金管楽器の音量が大きくなり過ぎるのが難点であった。バッハ・トランペットの
難しいパッセージを吹きこなせたのが、唯一シェルバウムだった。モーリス・アンドレ等の奏者が
出現するまでの間、シェルバウムはヨーロッパ各国で引っ張りだこの多忙な活躍だったと言われた。
そうした当時の一流の奏者たちの競演が聴け、バランスの良いのがこの演奏だった。
時々しか聞いていないためかは効果は不明ですが癒やしの音楽ではあります。
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