さすが2時間サスペンスの元祖だけある。タイトルのキャッチコピーが全てを物語る。『証言 私の愛人ー29歳、独身、OL、関係5年…』。何か下世話な感じだが、それが土ワイらしさである。 不倫の発覚を恐れ、殺人事件の容疑者のアリバイ証言を偽証。しかし、最後は因果応報的な結末を迎える。それにしてもよく出来ている。柳生博演じる主人公が後半は立場が逆転、自身が無実の罪を着せられ、唯一の証人は偽証…。今の時代ならこんな出来事もありそうだ、そう考えると人間ってホント恐い。 全編通してヒロイン役の市毛良枝が好演。クイズハンターの柳生博もベテランの貫禄。中・高校生の頃に観た本作が発売されるとは。何も言うことはない。
著者の熊谷徹は在独ジャーナリストであり20年以上もドイツに在住している。 そしてドイツ・日本の両国に関して詳しく知っており観察力も鋭い。 本書の中で著者は、日本人について「異常に楽観的であり分析や対策というよりただ将来に希望をつなごうとする」とし、 それに対してドイツ人は「現実を直視する、悲観主義でリスク意識が高い」と述べている。だが、決してドイツ人を褒めて日本人を貶しているわけではない。 著者は自身の経験も交えたたくさんの切り口から、そして歴史的背景からもドイツ・日本を細かく対比し、原発事故が起きていない国と起きてしまった国の違いを分析している。 事故後もあまり原発についてリスク意識をもたずにいつも通り生活している日本人はそう少なくないと思う。 そんな日本人を見て、著者は昔から考え行動してきたドイツ人のように常に問題意識を持つこと、そして歴史から学ぶことが大切で、 リスクに関する発想を改めないと我々は福島事故から教訓を学んだことにはならないと訴えている。 大事故を経験した日本人としてどうあるべきかを考える良い機会を与えてくれる一冊である。
もともと盲導犬PR映画としての企画であることは否めない。でもその枠は超えた作品になっていると思う(ところどころ説明的な場面があるけれど)。
大塚ちひろが光を失い、そして取り戻す映画でもある。密かなファンを自認している私には掘り出し物でした。作中、大塚ちひろが歌う「君のために」は早川義夫作品とのこと。
スワロのバッグのモチーフがイチオシです。その他にも、シンプルだけど、色の使い方がとっても素敵な作品がたくさん。いつものビーズ本より少しミーハーな感じで楽しめるかも。
長い事DVD化を待っておりましたので即購入致しました、当時のマッドハウスの渾身の作品と思っています。此の作品の発表時期は家庭内暴力や親子の断絶等と世間では言われていた背景を考慮して頂くと更に感想が変わると思います。
個人的に数あるアニメ映画の中でも5本指に入ります、サマーウォーズ等の家族をテーマに同感出来た方には是非観て頂きたいです。
|