本書には投資本によくありがちな 1、「これだけですぐに勝てる」といった陳腐なフレーズ 2、「損小利大がポイント」といった評論家的な机上の空論 3、 「インデックス投資がベスト」といったトレード否定論 などの食傷気味で脱力感を覚えるような要素がありません。 著者が長年、プロとして為替取引に携わってきたなかで、「相場で勝つために一生懸命やってきて(いまもやっていて)、相応の成果を残すことができた自分なりの方法論」について、ときに真面目に、ときに裏話など面白おかしさを交えながら、痛快にまとめられています。
たとえば自分の本棚で『マーケットの魔術師』の隣に控えめに立ててあっても恥ずかしくないレベルの良書だと思いますし、それでいて、初心者レベルに人であってもわかりやすくまとめられているので、FXや為替相場に興味がある人なら誰にでもオススメです。
ちなみに、本書で触れられていた著者のツイッターもフォローしてみましたが、予測がはずれたときにも正直に心情をつぶやいていますし、利食いや損切りが異様に早かったり、フォローのためにドタバタしていたりと、楽しませてくれます。本に書いてある「プロはこうする」という発想法はエグいけれども、著者自身はとても誠実そうであり、為替相場が好きで仕方ないという思いが伝わってきます。 おそらく著者の相場予測自体は、神業のようなものではなく、プロのなかでそれなりに優秀なレベルぐらいなのかな? それでも本書のプロフィールにあるように長年にわたって、日本市場でナンバーワンディーラーに選ばれていたというのは、そういうキャラクターも含めてなんでしょうね(顧客投票というのがミソか…)。
株式投資の勉強がてら購入しました。
確かに勉強になりましたがゲームの設定と言うか…内容と言うか…がいま一です。
クイックガイドのお勉強では各単位の最後に選択問題があるんですが
一回クリアすれば良さそうな物なのに、
見るたんびに選択問題をやらなければならないのがものすごーうっとーしいです。
あとキャラのコメントが1行ずつ流れるように出るんですが読むより速く流れるし、
あのちっちゃい画面のちっちゃい文字で1行ずつ流れる必要が有るのかと疑問に思いました。
ランキングではちゃかちゃかとひっきりなしに順位が入れ替わるんで何処までチャートを見たかも見失うし、
なによりチャートが小さ過ぎて見辛いです。
最後に予想ラインよりもトレンドラインを保存できるようにして欲しかったです。
他の方が書いているように、短期投資のみならず、中・長期投資にも役立つ基礎知識がわかりやすく書かれています。
株をするつもりはないけど、まあ、軽い読み物的に・・・という目的ならば、他のもっとくだけた面白おかしい語り口のものの方が読んで楽しいと思います。
しかし、本当に株式投資を始めようと思っている人、始めたばかりの人にはこの本をお勧めします(ある程度経験のある人には、既知の内容が多いかもしれません。しかし、簡潔にうまくまとまっているので、長年のうちに慣れて忘れてしまっていた知識を、改めて思い出させてくれるという利点はあります(笑))。
まったくの初心者の方は、本書でも難しいと思われる部分があると思いますが、株式投資を始めようと思うのであれば、少なくともこの本の内容が理解できる程度の勉強くらいは自分でした方がいいと思います。
名著。
書かれている内容は、盲点になりがちな、心の持ち方やあるべき姿勢です。
たとえば、損切りの考え方、日記をつけることの励行、それを分析して上手になる方法など、 なかなかいいこと、いろいろな「技能」を向上させるヒントが書いてあります。
株式投資を数年やってる人で、いまひとつ儲けにつながらなくて悩んでいる人には最適。 あるいは、自信はあっても、もう一段レベルアップしたい人にも向いているでしょう。
座右において、折に触れて読み直したい本です。
2012年11月03日(土曜日)追記 あと、未翻訳の後半についてだけど省略して正解だったと思います。 実は自分もこの本の「前半」が良かっただけに、未翻訳の後半がどうしても気になって、 同じオリバーペレスの罫線売買航海術を買って読んだんだけど、それが良い本だったんで、 ますますデイトレードの未翻訳の部分に何が書いてあるか知りたくなって、 ついに原著を取り寄せちゃいました。結果はというと、、、翻訳しなくて正解ですわw
半値戻しとか倍戻し、平均線が抵抗線になるという話、あとローソク足ってわかりやすくていいよっていう話w それと、ソフトの使い方、日本でたとえるとたとえば楽天証券のマーケットスピードの使い方、みたいな話。 あとは支持線が抵抗線になるとか、セリクラでは出来高が増えるよ、みたいな基本的な話の オンパレード。
あと3日リバーサルとでも言ったら良いような小技が紹介されているけど、実物検証をしてみたら これはこれだけでは使い物にならない代物。
トータル判断として、まあ、後半は読まないほうが幸せってところでした。
それより罫線売買航海術。同じオリバーペレスの、こっちも入魂の作品なんで、 テクニカル分析を知りたい人は「罫線売買航海術」を読むと良いです。 精神論なら、デイトレード。理論なら、罫線売買航海術有。どちらもオリバーペレスの名著です。
数々のデイトレ本を参考にしてきましたが、これは集大成とも言える内容です。
一年ほど前から、日中足チャートに頼るあいまいなデイトレは疲れるので、ほとんどやらなくなってしまったのですが、この本を読めば、前日もしくは数日前から銘柄を絞り込んで余裕をもってトレードにあたれるように思いますので、これなら復活してもよいかなとまで思わせてくれます。 トレードスタイルのなかでは、デイトレは簡単そうにみえますが、実は継続してプラスを続けるのが難しいトレードだと思っています。 テクニカル中心のトレードでは数日から1〜2週間程度のスイングトレードがもっとも危険が少なく、継続して利益が出しやすいトレード方法です。以外にも逆のようですが、スイングをマスターしてからデイトレの世界に入った方が成功率が高いと考えています。理由はこの本を手に取れば分かると思います。
この”世界一わかりやすい!株価チャート実践帳(デイトレード編)”はチャート本の範疇を越えて、本当にトレードに必要な実践的知識が盛り込まれた名著だと思います。これを読めば、その場限りのデイトレなど危なっかしくて出来ないことが理解できるでしょう。デイトレに必要なのは実は綿密な下調べなのです。
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