私は井上昌巳さんのファンです。基本的に。
年齢も同じです。
今作も素晴らしい歌声。年齢を感じさせない素晴らしいものです。
しかし、それでもやはり無理を感じる。
若い頃の作品の方が不倫をテーマに扱った曲があるのに最近の作品には純愛が多い。
以前が背伸びしていて今がそのままの心情なのかも知れない、その辺りはご当人にしか分からないことです。
いつまでも純愛を歌うことが悪いとは思わないが年齢を、時間を経てこそ表現できる味があると思うのです。そうでなければ表現の幅が無く、より若い後輩に下から突き上げられるだけになってしまう。
松任谷由実さんや竹内まりやさんのように年代ごとに違う年齢を重ねた重さを歌に反映させて欲しいと切に願います。
(追伸)
聞き込んでいるうちにやはり若い頃(失礼)とは違う声の使い方や感情の込め方など年齢を重ねた味が感じられるような気がしてきました。
歌詞や曲調などの分かり易い手法でなかっただけでやはり進化されていて安心しました。
軽々な批評を反省しています。
初のカバーアルバム。「ガラスの林檎」は必聴だ。まるで松田聖子さんのリメイクと勘違いする。やはり声質が似ているのだ。
「秋の気配」はまるで別の曲としての仕上がりなのだけれども、リスペクトされていることがよく分かる。
このアルバムは凄い。
聴いた人にとっては新たな発見の固まりだし、聴かないと本当に損をするのだ。
前作の”願いにかえて”、前々作の”遥かな瞳のファナナ”は曲は よかったのですが、博愛的な歌詞が個人的にはイマイチでした。
しかし、今作はまさに私のツボでヘビーローテーション中です。 ノスタルジックな歌詞をノリのいいサウンドで聴かせるタイトル曲。 ドラマの主題歌になったら絶対にヒットしそうな、しっとりと 歌い上げる2曲目。 マイナー調で心に響く3曲目。 そして最後はロックなセルフカバー。できれば上記3曲同様に バンド(POP BEAT)の演奏がよっかたですが。
稀代のメロディメーカーだと思うんだけど、もっと多くの人に 聴いてほしいです。きれいな歌声とルックスも健在です。 良質な女性J-POPを求めている人には超オススメです。
「恋」を見つけることができるだろう。
そういう気持ちになる1枚なのだ。
歌のうまさ、息づかい、何もかにもが最高の仕上がりを見せているのだ。
天才少女が成長する過程が分かる1枚です。 捨て曲がない彼女の楽曲を選りすぐった16曲。 心に訴える息づかいを聴くことの出来る1枚です。 これを聴いてから最近の彼女を聴くとその世界にどっぷりと浸かれます。
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