ケニー・バレルのギターはすぐにききわけられるほど、そのスタイルは端正で、独特のブルースフィーリングとスイング感にあふれている。ブルーノートにはその音源の貴重なセッションが数多く残されているが、本作はその中でも彼の代表作であり、アルバムタイトルにもあるブルージーなブルースを中心に展開されている傑作である。共演のスタンリー・タレンタインとは相性がよく、しばしば共演しているがここでも両者のブルース・フィーリングがぐいぐいブルジーなベクトルに食い込んでいく。それでいて暑苦しさを感じさせず、さわやかさクールさを保っているところにバレルのスタイリストとしての特質があるといえよう。
太く味わい深いギターが聴ける一枚です。
テナーのタレンタインも最高ですね。
聴いてて飽きのこない濃厚なアルバムです。
カンタロープ・アイランドがすばらしい!
丁寧に解説してあり助かりました。 ただ選曲がもう少し自分好みであれば、、、!
日本の伝統美とモダン・ジャズを上手く調和させているのが、案内役の谷啓さん。高橋美鈴アナウンサーの落ち着いた潤いのあるナレーションも素敵ですね。
オープニングテーマが「モーニン」ということで、このブルーノート・コレクションの発売ということになったのでしょうが、番組をみていると意外とブルーノートは使用されてないような気がします。
ビル・エヴァンスや50年代のマイルス、MJQなどちょっと知的な香りのする曲がよく使われてるんじゃないかと思うのですが・・・。
ちなみに収録曲は、
1.モーニン / アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ
2.サテン・ドール / ザ・スリー・サウンズ
3.4月のパリ / サド・ジョーンズ
4.アス・スリー / ホレス・パーラン
5.バット・ノット・フォー・ミー / ケニー・バレル
6.イエスタデイズ / ポール・チェンバース
7.トゥルー・ブルー / ティナ・ブルックス
8.星影のステラ / デューク・ピアソン
9.ニカの夢 / ホレス・シルヴァー
10.枯葉 / キャノンボール・アダレイ マイルス・デイヴィス
11.ブルース・マーチ / アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ
12.スター・ダスト / ルイ・スミス
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