ワイアット・アープの半生をマンガ化ということで、 近年ではほとんどなくなった純粋な西部劇物です。
歴史物に特化したウェブマガジンから単行本化とのこと。(現在は閉鎖)
絵柄は若者向けでいて、なおかつ上手い。 保安官側はボーイズラブっぽいイケメンガンマンたちで 悪役たちのほうは、ワイルドなオッサンたちで、西部劇らしいかなという印象も。
ステレオタイプである無口な主人公像は、 マンガではなかなか厳しいそうなところとあるが…まぁご愛敬か
ただ半生もろくに描いてないし、ぜひ続編を希望したいところ。 シナリオがちょっと変なのは、サイトが閉鎖したから(打ち切りで)、 単行本用にまとめたからじゃないかな?
この題材でOK牧場がないとかね…。
なにはともあれ、なかなか面白かったし、西部劇ファンにはオススメしたい一冊です
非常に重厚なドラマであり、丁寧に描かれている為3時間を越える大長編になっています。しかし、後半はめまぐるしく展開が進んでいくので私は長く感じませんでした。開拓時代ということで、まだ「法」も「国家」も現在のように強固なものではなく、自分たちが住む小さな町でさえ無法者たちに脅かされているので、父親や夫が家族を守る必要が非常に強かった時代といえます。それだけにこの映画から「家族」や「兄弟」という言葉がよく出てきます。法律家であるワイアットの父でさえ「血は水より濃い」といい「法の拘束力」や「他人」を信頼できずにいたのですからいかに治安が不安定で、家族という小さな共同体の結びつきが大事だったかがよく伝わります。このドラマはワイアットの鬼神のような活躍もさることながら、家族や愛する者を守ること、そして、何事も無く一日を無事家族と過ごせることが如何に尊く幸せなことなのかを考えさせてくれます。そして、家族がいつも側にいるのが当たり前の我々に、今一度当たり前のことが当たり前でなかった時代があったことを教えてくれるでしょう。おすすめです。
細かい部分の整合性が意外と良かったっです。 毎回これぐらいだと嬉しいのですがなかなか当たりません。 今回は良い方です。
これはどうもくだんの名保安官の実際の言行録のような気がする。しかしOK牧場でクラントン兄弟を全部やっつけて目出度しメデタシではなかったのか。本作ではその後弟を暗殺されたワイアットが何年もかかって地下の潜って憎きクラントン兄弟を根絶やしにし、その後ユダヤ女のジョージアと沿い遂げて80歳で大往生したというのである。
カスダンの演出は流れるように滑らかだがそれゆえの軽薄さも併せ持つ。優しげな雰囲気を醸し出すケヴィン・コスナーはちょっとミスキャストかな。
僕の一番好きな映画です。1994年作品、上演時間は3時間11分にもなるケビン・コスナー入魂の超大作、監督・脚本・製作はこれまでに「スターウォーズ/帝国の逆襲・ジェダイの復讐」や「レイダース/失われたアーク」などの脚本を手がけたローレンス・カスダン。 ワイアット・アープは19世紀終わりに実在した人物で西部劇史上ナンバーワンの英雄と言われています。22歳で結婚するも最愛の妻は子供を身ごもったまま病気で死んでしまう。悲しみから酒に溺れ盗みまで働くも、ある出来事をきっかけに立ち直り保安官へ。その後、彼は町の平和のために戦う事となる。有名なOKコラル(牧場)の戦い、復讐、血で血を洗う決闘の数々。そんな日々の中、偶然出会った踊り子との恋。 セットや衣装もリアルでカッコいい。 男女問わず、映画が好きな方そうでない方全ての人にお薦めします。
|