私がイチバン好きなシーンは、 老夫婦が浴槽でぎゅっと抱き合うシーン。 決して奇抜ではないけれど、 美しい映像と、ちゃんと納得させてくれるストーリーと 豊かな俳優陣に満足できるすばらしい作品です。 何かを学ぶために見たわけではないけれど、 何かをちゃんと残してくれると思います。 人間という生き物が好きになれます。
一話ずつはページが少ないけれど、その分長く楽しめるし、読み進めるのが勿体無い、安定した面白さ。団地ともおがアニメ化し、メジャーな作家になったけれど、短編の方が得意だと思う。ゆったり読むのがオススメです。
この映画は、T.バートン監督の独自な作品の中においても、 とくに、奇妙で、不思議で、なにより美しい感動のある作品です。
そんな魅力的な映画の内容に、 少しも劣らない素晴らしいサウンドトラックです。
どこか不思議で、どこか放牧的で、 どこか切なくもあり、そしてどこか美しい、 D.エルフマンのオリジナル・スコアは、 この映画の世界の中にある冒険や感動を、 見事に表現しています。
時代を表すために挿入される、 その時代のヒットソングも名曲ばかりで、 それらを聴くだけでもシーンを思い起せると思います。
この映画に心奪われた人は、DVD、もしくはBlu-Rayときて、 次に辿り着くのが、ここでしょうか… そんな人にかける言葉はただひとこと、
「迷う必要はありません」
変わったカタチなんで、購入前ちょっと不安でしたが3つのランプ表示なので(充電中・充電完了・逆接続)わかりやすいです。 小さい・安い・使いやすいの3拍子そろってます
作者が、忙しい時間をぬって少しずつ書いたからなのか、私も少しずつでしか読めなかった。勿論、一気に読めないことも無かったのだが、何となくゆっくり読んでしまった。全編を通して、短い章をたくさん使って息子が父の人生を語る。父の死のシミュレーションが4パターン、断続的に入ってきたりと、かなり立体的な作り。 ティム・バートンはどう映画化したのか、観たくなった。好きな監督だし、それだけでも楽しみだけれどこの原作で…と想像しただけで楽しくなってくる。 まるごとジョークで出来た本、とも言えるし、ノスタルジックで切ない、とも言えそう。思うのは、何故こうも私たちは「お話」を欲するのかということ。お話、つまりフィクション。フィクションだと思っているものにリアリティを求めたりして私たちは矛盾しているけれど、確かなのは私たちはお話を愛しているということ。 そしてお話はフィクションだけれど嘘ではないということ、結局のところ私たちは嘘だと思っていないのだということに気付かされる本。
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