いままで「きらめき探し」には、傍観者の立場だったサガ。ついに今回はシュガーたちと一緒に探し回ります。以前の硬い性格が抜け、やさしさが全面にでてきます。もし、母親が他界しなかったら、本来のこの性格で成長したのでしょう。そして、小さなお客様「カノン」ちゃんへの接し方は、母親そのもの。 「大好き、サガママ。」と話すカノンちゃん、とってもラブリー。シュガーは、サガにとって大切な存在になってきます。「きらめき」、本当はすでに見つかっているのに、本人達が気が付かないだけなのかも知れません。
アニメとはちょっと違ったストーリー。 暖かいストーリ―。 忘れてしまった何かを思い出せそうなストーリー。 この作品、とてもよい作品だったとおもいます。 みるたびにこころがぽかぽかしてきます。 また、読んでるとジーンとしてくるような場面もあります。 アニメほどは泣けませんが(たぶん)。感動できるとおもいます。 シュガーがサガと別れる瞬間、それはひとつの運命を変えたという感じです。
キャラクターソングCDは当たれば儲け物、と割り切って考えているのですが、これは大当たりの掘り出し物です。『グレタイズム』は、アニメ本編のグレタ登場シーンの音楽をアレンジしたものですが、ピアノとストリングスのサウンドが実に優雅で華麗。一方の『ハッピー・ジンクス』はロックサウンドの軽快な明るく楽しい曲。もともと音楽面でも優れている『シュガー』ですが、こういう所までしっかりと、ちゃんとキャラクターの魅力を活かして作ってきているのには感心します。
『ちっちゃな雪使いシュガー』は、深夜ながら、心温まる系(雪なのに心温まる系です)のアニメとして当時、私はすごく好きだった。 しかし、三石琴乃ファンの視点から見れば、このCDは物足りない。 何せ、1曲しか入っていないのだ。(カラオケ込みで2曲だが。) 役の役柄的に仕方ないのだが・・・ファン的には寂しい。 だから、星は3つにしたいと思う。 だが、もちろん、シュガーファンとして見れば、星は5つだ。
言ってしまえば普通のムック本なのですが、『ちっちゃな雪使いシュガー』ならではの絵のクオリティの高さによって、ワンランク上の物に仕上がっています。 ムック本の常ながら、目を引く企画がなければどうしても物足りなく映りますが、この本の特筆すべき点といえば、さりげないところで読む側(つまり、アニメ視聴者)をアッと言わせるところです。 例えば、9~12話(クマのピアニスト編)に登場したヴィンセントさんのくだり。放映時に誰もが感じた疑問の答えを、一解釈という形で提示しています。 あとは、とにかく『ちっちゃな雪使いシュガー』の“良質さ”というものを感じるための本です。本棚の片隅(直射日光の当たらない場所)にさりげなく置いておき、たとえば2年後、フッと手に取!!った時に、作品の“良質さ”を思い返させてくれるものだと思います。
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