王の忠誠心とはなにか・・・。 20話あたりを見て、この回を再度見返ししています。 この回は、今後の話の内容に深く関わっていく大切なオープニング。 会話や行動に、それが現れていると思います。
仕事熱心な若きデオンに、一途なアンナの気持ちや 切なさが伝わり、そんな二人を気遣うロビンの優しさに いい子だな〜と。 いいタイミングでドアを開けるデュランとロビンの表情に 緊張した状況から少し解放される感じがしました。
リアの魂をデオンに定着させるためにマリー王妃がとった行動に 何人の女性が「でかした!」っとガッツポーズをしたのでしょうか。 ドレスを用意する女性たちの会話で「誰がきるのか」と言う問いに 思わず教えたくなる心境になるのは私だけでしょうか? 似合うか似合わないかは、見てのお楽しみということで。 僅かな休息の時間を過ごす四銃士たちのそれぞれの時間。 その中で、ちょっと過去をのぞくことができる気がします。 シャンデリアの揺れ方、窓からの景色にもポイントをおいて 見てみるのもお勧めです!!
天地明察を読み、ひどく感動した。ストーリー、表現、人物、設定、セリフ、また作者に。
この作者の作品で、天地明察しか読んだことのない私は、この本を読み始める時に、まったく話の内容が予想がつかないと同時に、不安にもなった。 日本の歴史物(天地明察)と、外国の近未来(マルドゥックスクランブル)。まるで両極端の設定の物語。天地明察で、この作者に覚えた感動が少し削られてしまうのではないか、と。
しかし、一巻の第一章を読み終え時、それは杞憂でしかないと思った。それどころか、天から素晴らしいものを受け取ったような気持ちになった。
綿密に作られた舞台。初めは異常としか思えない人物の普通の心理。的確な場所での的確な例え。斬新で面白くも分かりやすい表現。全てが素晴らしいと思った。 この作者が書いた作品なら、歴史物、SF、アクション、たとえホラーやコメディですら、自分の好きな作品になるだろうと思う。
主人公の成長を軸に、様々なテーマが詰め込まれている本作。 何度も読み、何度も考え、自分なりの”価値”を発見していきたい。
宮本昌孝から剣術描写を抜いたような作風、と形容しようとしましたが、宮本作品のそれはチャンバラ場面に現れる少年漫画のようなシャッキリ感が命なので、それを抜いたとなるとラノベのようなフニャフニャ感しか残りません。好き嫌いは相当に分かれるでしょう。
記述で気になったのは、多くのエピソードに後世はこうなった、という解説めいた書き加えがあること。理解を助けるために必要なのはわかりますが、現代から見下ろしたような書き方が話の流れを邪魔します。時代小説はその時代の今をこそ描いてほしい。
関孝和の硬い、それでいて相手を実力で認めるキャラは、個人的にはツボです。
「四銃士」だね〜。
と決まった途端にガーゴイルとバトルが始まり
リアの存在を認識させられるような、彼女の心境が伝わる
内容になっています。
デオンとリアの力の差がハッキリ・・・。
注目としては、デュランが何者なのかわかってきます。
あと、シュヴァリエには今後やらないだろうと思う貴重な場面
酒屋のデュランとテラゴリーのシーン。別のアニメかと(w
そのあとのロビンの台詞と別の世界に入ってるデオンに
ツッコミ入れたくなりましたが。
ぜひ!見るべし!
なぜ☆が一個たりないのは
表や帯に印刷ミスがあったみたいでタイトルが印刷されて
いないのがあるようです。
あった方は、公式サイトにてお問い合わせ先が載っています。
ちょっと手間がかかりますが、交換してもらえますのでご安心を。
水戸光圀というとどうしても東野英治郎さんの顔が浮かんできてしまいます。この本の光圀は、まるでそれとは違う。あまりに陰惨な出だしで、ちょっとどうかなあと思っていましたが、読み進めるとたまらなく面白い。中巻・下巻とまだ2つあるのが嬉しいです。
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