最大4人のパーティーを組んでダンジョンに出発。 他の冒険者もライバル同士になるあたり、ネットゲームの登場を20年前に予言していたかのようです。 暴君カルーゲンに熱い男バラザール。君ならどっち? ゲームブックらしい仕掛けが随所にしてあって、一回クリアした後も別な選択肢が気になって何通りでも遊べます。
2巻目以降で、「ブラッド・ソード」の意味が明らかに…。
■「オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史」NHK-BS1がおもしろいです。 ■第二次世界大戦以降の歴史ドキュメンタリーですが、オリバー・ストーンらしい、反軍拡、公民権、パワーポリティクス史観などで、独特の切れ味があります。「JFK」のスピーディー、カットアップな演出で、現代史を見せます。 ■高校時代に、夏休みの課題図書になっていた「第二次世界大戦前夜」という岩波新書を呼んだ時の記憶が、よみがえりました。いわく、イギリスとフランスは、ヒトラーとの戦争を、革命後のソヴィエトに押しつけた。イギリスのチャーチルは、ヒトラー・ドイツとスターリン・ソヴィエトを戦わせ、疲弊させ、勝った方と戦争して、ヨーロッパの覇権をとればいいと、考えているという史観です。オリバー・ストーンは、軽快に、大英帝国支配の世界の植民地と、その交易ルートを維持したいチャーチルの国益強化の暴いていきます。ソヴィエトのナチスドイツ、東ヨーロッパの侵攻を制限するために、ノルマンディーではなく、イタリアから上陸して、攻め上がれというあたり、すごいです。 ■そして、「原爆投下」の日本降伏に対する効果検証も面白いです。「無条件降伏」というコンセプトが、当時、最新のもので、これがあったために、ズルズルと日本の降伏受け入れが延びたり、最後の一ヵ月で、大都市空襲、原爆、ソ連参戦、満州国崩壊で、一機に日本が資産を根こそぎ失ったこと等、事実は知っていましたが、理解のエッジが立つ史観満載です。 ■こんなリベラルな「日本史」を、日本人も企画するとよいと思います。「靖国神社のコンセプト」が、もう少しリベラルだと、日本の誇るおもしろい史観のチャンネルになると思うのですが。反米愛国、アジア唯一の一等国による大東亜解放、防衛戦争史観のままでは・・・・モッタイナイし、モノタリナイです。教科書でも、靖国でもない、第三の史観の在り処、可能性を、オリバー・ストーンの方法は、示しているように思います。
欲しかった商品を格安で購入できてたいへんよかったです。 ありがとうございました。
トーマスシリーズの中では、あまり人気がない?オリバーですが、息子が2さいころから、トーマスシリーズを集め、1番から並べて遊んでいました。オリバーに客車をたくさんつなげたり、プラレールの線路を、たくさんつなげて遊んでいました。プラレールの規格は、昔と変わらず、甥の10数年前の線路ともつながり、部屋一面、プラレールの線路が広がっていました。
アメリカの近・現代史を力強く批判的・懐疑的に描いてきた本シリーズも最終巻。 ヴェトナム戦争終結から今現在(2012年まで)をカバーする第3巻は、直近の歴史であるせいか、あるいは未来への希望を込めてか、より一層熱が入っています。
本書では、カーター以降の政権ごとに章分けされ、輝かしい実績の真相とその裏での暗躍ぶりが、これでもかとばかりに列挙されてゆきます。
アイゼンハワー大統領がその存在を指摘した軍産複合体は、ネオコン(新保守主義)と利害一致してアメリカの政策を牛耳り新しい戦争を求め続ける。 やがて、アメリカ自身も起因する複雑化した世界情勢の中で、混沌とした終わりの見えない新しいかたちの戦争にはまり込んでゆく。 そんな過程が詳細に書かれ、新聞やニュースで見聞きしてきた断片たちが、一本の流れとして理解できます。
ただし、あくまでも『オリバー・ストーンが語る』のですから、眉にツバとまではゆかずとも、額面どおりに受けとめるわけにもいきません。 今現在の問題でもあるので、冷静にページをめくらないといけませんね。
冷静に、といえば、テレビ・シリーズでは刺激的な映像が多いのですが、本書は図や写真も必要最小限で文字に徹しているから、より没入できるのがいいですよ。
全3巻を読んで、テレビ・シリーズも観ると「オリバー・ストーンは次にあの人の映画を撮りたいのでは?」と思わせられ、それもまた興味深くたのしみであります。
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