第1集・第2集と比べて圧倒的に新鮮な感覚のアルバムになっています。童謡・唱歌の枠から飛び出しています。最高傑作は山下洋輔のフリージャズ「靴が鳴る」。河合代介(ハモンド・オルガン)と吉田美奈子のゴスペル「早春賦」もスゴイ。小暮晋也のバンジョーと片寄明人のカズーが強烈なカントリー・ソング「花」、BUNのカリンバが効果的なガムラン音楽「うれしいひなまつり」も驚きです。
松山千春がやっていたNEWSレコードから発売されたためなのか,なぜか今まで復刻されることのなかった名盤がやっと復刻された。
このアルバムが発売された当時,私は中学生で2800円のLPレコードなんて,そうそう買えるわけはなかったけど,出入りしていた楽器屋で村上律(多分)と2人だけのツアーのチケットをもらって,聴いた“コスモス”や“HELP!”,そして“日本海が広がっている”にはやられてしまったものです。
このレコードでは,当時の音楽状況を反映して,結構Newwaveなアレンジがされているのですが(特に“HELP!”),加川良のあのネバっとした唄い方は少しも負けていません。しかし,ギター1本の,あぁ加川良だなぁと思わせる“通りゃんせ”も素晴らしい。もちろんボーナストラックの2曲も素晴らしいです。
これを逃すと,また手にすることができないかもしれないので,加川良が好きだった人も,知らなくても日本のフォークソングに興味のある人は買って損はないと思います。
「働いて,働いて,こんなに曲がっちまってさ。でも覚えてる。今日,君の誕生日(誕生日)」だなんて,今時の軽すぎる唄では聴くことができないですよ。
はっぴいえんどに興味のある方は、大枚はたいて買ってしまう価値ありです。
オリジナルアルバムだけでなく、未発表ライヴ音源でロックバンドとしての真価を確認できますし(バンド改名のMCに戸惑う司会者とのやりとりも)、佐野史郎選曲の素晴らしいバッキング音源集でミュージシャンとしてのプレイヤビリティの素晴らしさも楽しめます。
ついでに愛情溢れる豪華ブックレットや松本大洋のアートワークも完璧。
日本のバンドでは珍しい一生もののボックスです。
千春さんの歌唱力を改めて認識させてくれる逸品!!!
カバー曲・・「千春さん!うまい!ご本人よりも上手いっ♪」
おなじみの名曲も・・・
デビューから30年後の今の声!
素晴らし過ぎます。
「恋」・・・感極まった千春さんの歌声に・・
泣いてしまいました。
デビュー当時の細く高い声も素敵ですが
今の千春さんの歌唱力!!!
絶品でした\(^o^)/
やっと手に入りましたよ。あのコンサートは当日行ってました。 斉藤哲夫さんの<バイバイグットバイサラバイ>は 生田さんのギターも絶妙だしベストテイクだと思います。 何と言っても渡さんの絶頂期のライブで特に最後の 全員の<プカプカ>は笑えます。 正月の楽しみになりました。
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