タカハシマコさんの「乙女ケーキ」が好きでこの本を買いました。 油断していました。 痛いです。暗いです。 そして百合好きな私には男性の存在にたえられず、 この本は処分してしまいました。 男性教師気持ち悪すぎます。 私はかわいらしい少女たちが、くっついたり離れたりする 単純なお話が読みたかったようです。
タカハシさんの描く男の子はとても可愛いです! この本も、タカハシさんの本の中で好きな本のひとつです。 可愛い男の子が見たい方はぜひ☆
少女たちを繊細に描いた百合短篇集です。
絵柄はやわらかくかわいらしいです。 ちょっと切なくてきゅんとくる。 そんなお話が10篇ほど。
きつい表現はないので、百合というのは特に意識しなくても大丈夫だと思います。 どなたでも楽しめると思います。
なかでも「タイガーリリー」は出色です。 老婦人ふたりが主人公なのに、その姿は少女のまま描かれています。 でも別に違和感とかなくて、逆にそれがいい雰囲気を醸しだしています。 この作品を読みたいがために買ったような、それくらい存在感があります。
装丁もいいですよ。
桜庭一樹原作のコミカライズ。 主人公は中学に上がったばかりの女の子、荒野。初登校の日、荒野は電車でドジを踏んでしまい、男の子に助けられます。クールな彼の名は悠也。淡々としていながらちょっと尖ったところがあり、少女漫画における少年の理想像のよう。 絵柄もお話もとても少女漫画らしい少女漫画ですが、アリガチな少女漫画と違うのは少女性、少年性がとても文学チックに表現されていること。タカハシマコはそんな面を描くのが得意な漫画家で、桜庭一樹もまたそんな繊細なところを描くのが得意な作家で、え〜と、つまりどっちのファンが読んでも「これだ!」と思えるであろう幸福なコミカライズ。 『なかよし』誌での連載ですが、小中学生の読者だけでなく大人の読者の心にも響くと思います。オススメ。
タカハシマコの短編集。全九話で魔女シリーズが五話、それ以外が四話。シリーズといっても各回ごとの繋がりはないようです。2004年〜2011年に描かれたものをまとめたもので、収録されている中で一番古い「エーベル851」は「タカハシマコってこんな表現もするんだ」とちょっと意外であったりもしたり。百合ものや少女漫画レーベルでのタカハシマコとは多少傾向も違うかもしれません。“毒”は薄めだけど“ひねり”はある、かな。魔女シリーズはパロディ要素もあったりしてノリも軽めです。
掲載元は魔女シリーズが『COMICすもも』それ以外が『コミックハイ』。あとがき漫画が3ページありました。
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