10年来の織田ファンとしては読んでおかなきゃくらいの気持ちで読みんだのですが、そこにはドキッとするような言葉が散りばめられていました。例えば「二軍」にいる自分に誇りを感じるべきではない。「仕方がない」などと言いながら、うまくいったためしがない。後ろ向きのパワーには可能性がない。などなど。 彼の仕事に対する情熱、真摯な生き方に敬服し、振り返ってわが身の日ごろのいい加減さを反省しました。 決してワイドショーで取り上げられたような「芸能人の赤裸々な告白本」なんかではありません。
うまく走れるのか心配でしたが、想像より良くできていました。ただ、以前から持ってるレールの接続部分が少し浮いていて脱線することもあり、ガイドレールと同じようなアドバンス専用のレールがあれば良いと思いました。
著者の主張は明快で、以下の3点に集約されている。 ・住宅バブルは過度の金融緩和よって起こったものであり、 ・今回の金融危機は対策を誤ったために長引き、 ・リーマンショックはリーマンの破綻それ自体より、政府の方針が不明確だったことが原因。
市場にショック拡大のメカニズムが内在するなどとは考えず、すべて政府の失敗だと言い切るところはミルトン・フリードマンを髣髴とさせる。
もちろん今回の金融危機に関して、そのような主張には賛同できない向きも多いだろう。 たとえば、テイラールールに従ってデフレに陥っていても良かったのか?FRBの流動性供給にも一定の効果はあったのではないか?等、反論はいくらでも考えられよう(説得的な証拠を挙げられるかどうかはともかく)。
だが彼は根拠となるデータを示し、そのデータを素直に解釈することで上の主張を説得的に論じているため、本書は議論の参照点となるに違いない。「ウォール街の強欲が金融危機を引き起こした」というようなジャーナリスティックな考えを解きほぐしてくれる良い本である。
他のレビューでレールに乗せにくいことや、レールに乗せてもすぐに脱線するということが書いてありますが自分が頼んだ商品はかなり改善されていて乗せやすくなっていました。 しかし普通の直線レールなどではうまく乗せるには少し難しく時間がかかります。
なので、ガイドレール使うことをおすすめします。
本書は、鉄道事情に関する専門家である著者が、2005年4月に発生した福知山線脱線事故の原因を明らかにしたものである。 著者は、その原因を「ボルスタレス台車」という、事故を起こした207系などに装着されている台車であると指摘している。この台車は、鉄道会社、車両製作会社、国土交通省が一丸となって導入を促進してきたものであるがゆえに、事故調査委員会も一切言及をしていないものとしている。 この事故に関する最大の問題は、著者も指摘しているように、マスコミ報道が虚偽に満ちていたことである。著者はこれらの「虚偽報道」のそれぞれの論点について、詳細に反論している。それらは、ATSの本質を理解せずに、「旧型である」という一点のみで何の検証もなく原因とした点、福知山線が過密ダイヤだと主張したが、実は「過疎ダイヤ」であった点、また半径300Mという「急カーブ」が鉄道では決して珍しいものではない、という点などである。 マスコミ報道は、こうした虚偽の報道に基づいて、異常ともいえるほど「JR西日本批判」を展開したが、このことについても著者は「過密ダイヤ、高速運転、収益第一のJR西日本といったことでも同様のミスリードが重ねられた。企業が収益をあげようとするのは当然であるし、スピードアップは鉄道にとって命である。安全対策に抜かりがあったことが問題なのである」(200頁)として、問題の所在について極めて本質的な指摘を行っている。 実際著者が専門家の一人として、当初の報道の段階でさまざまなコメントを行ったものの、本質的な部分については意図的にカットされていたとの証言もあり、ここからも、事件の本質を視聴者に伝えることなど一切の興味がなく、煽動活動に専念したマスコミの愚劣さが明らかとなっている。この意味でも、著者が専門家として、今回の事故の原因及び問題の本質を明らかにした本書の意義は極めて大きいといえる。
|