懐かしく耳に馴染んだメロデーは今も輝きを失っていない。いまなら解る美しい歌詞。若いころに歌詞に拘らなかったことが悔やまれる。
ニコラス・レイ監督としては『キングオブキングス』と並ぶもう一つの大作!
1963年当時およそ邦貨にして25億円の巨費が投入されたといわれているが、北京城の大オープンセットの巨大さは映画の歴史に残る規模である事は間違いない。私はふと1916年の超大作『イントレランス』を思い出したが、両作品の城塞攻防戦は忘れ難いスペクタクルである。エキストラも少なく見積もっても3千人以上は動員されているので、CGで描いてしまう今日の大作史劇と違って生々しい迫力がある。
これほどのスケールになると、政治色の濃い物語を追うより、どっぷりと用意された見せ場に浸れば良くなるような気持ちにさせられるが、一つだけ我儘が許されるならば惜しむらくはエヴァ・ガードナーがもっと若かりし頃であったならということである。嘗ての名作『裸足の伯爵夫人』『キリマンジャロの雪』『パンドラ』等の彼女は妖艶で神々しい美貌を周囲に振り撒いていたものだ。勿論今作でもその片鱗をうかがい知る事は出来るが・・・
1900年におきた義和団事件を扱った映画。 主にアメリカ軍人とイギリス領事の視点で物語りは進み、彼らの苦悩が描かれている。
義和団の大挙して押し寄せるイメージ(これに残虐性と陰湿さもプラスされる)と 各国列強の整然と隊列を乱さずスマートなイメージの対比が印象的。
列強側の人間が感じた「なぜ故郷でもない場所で戦闘をしているのか。なぜ北京にいるのか」 という根本的な疑問は、身の危険を感じなければ浮かんでこない。 また、そのような疑問を感じながらも、列強各国の清における利益云々などの 駆け引きによって「撤退」という選択肢を隅においやる。
そのような列強の思惑によって、中国に住んでいる現地の人々の生活がどのようになるのかは 主として描かれていない。 現地人ではなく、外国人居留民やアメリカ軍人と現地の中国人との間に生まれた少女がアクセ ントとして挿入されるのみである。
この映画は1963年に制作されているが、この映画制作と前後してアメリカはベトナム戦争 に突入する。
異国の地に出兵することとは一体何なのか。何のために出兵するのか。 この映画は、異国の地に関与する「先進国」の視点が如実に描かれているように感じた。
余談だが、清の皇太子が俗に言う中国人っぽくないので、序盤はずいぶんと混乱させられた。
1963年制作。
英語だと義和団のことを「Boxer」と呼んでいるんですが何でなんでしょうか?
ネットで検索しても分かりませんでした。
義和団が拳法の訓練をしているからなのでしょうか。
最後に駐留米兵の落しだねの娘がヘストンに付いて行きますがこれは「中国人は反抗しないでカワイコぶってアメリカ(というか列強)の言うことをきいていなさい」というメッセージなんでしょうか。
母にそう言ったら「考えすぎだ」と笑われました。
DVDと解説ブックレット付きのボリュームで2800円! ポップザウルス・ミスチルの良心と覚悟をひしひしと感じます。 ベストアルバムを量産することをせず、 20周年という節目にきちんとした形でベストアルバムを届けようとする 作り手の意志にまず胸が熱くなってしまう。
選曲もベスト。 あの曲が入っていないとか、この曲を入れて欲しかったという 個人的な感想は私にもある。 しかしそのことをとやかく言うのは野暮というものだろう。 収録時間に目いっぱい詰め込んだ誰もが納得できる選曲だ。
1曲1曲のクオリティの高さはいわずもがな。 そしてそのすべてが名曲というのがとにかく素晴らしい。 これだけ幅広い年代と男性女性を問わず、 心の琴線に触れ、感動できる曲を生み出し続けるミスチルに感謝せずにはいられない。
私の心の中にはいつもミスチルの曲が流れ、 桜井君の作る歌詞とメロディを口ずさみ、励まされ続けている。 そんな日本人は全国にとても数多くいるだろう。
日本の音楽シーンにミスチルがいてくれてよかった。 このベストアルバムを聴いて改めてそう思う。
これからも素晴らしい歌を私たちに届けて欲しいと切に願います。 ミスチルを大好きなファンのために。 このべストアルバムを聴いてファンになるであろう多くの人のために。
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