話は佳境。畳みに入ってます。 帯がおもいっきりネタバレwでした。 次回最終巻だそうです。
良く言えば王道だけど悪く言えばありがち、という印象です。 どこかで見たことあるような無いような最終回でした。
シーラの葛藤はよく表現されていて、面白かったといえば 面白かったんですが、もう少しひねりが欲しかったです。
作者の次作に期待したいと思います。
主なCAST シーラ(魔王):桑島法子 エクサ(勇者):森久保祥太郎 ラクシュリ:森田成一 アンジェリカ:釘宮理恵 ジュノー王子:斎賀みつき 白シーラ(魔王のコピー):甲斐田裕子
個人的には斎賀サンの王子っぷりがGOOD!! 今日からマ王!シリーズのヴォルフラムのようです。 斎賀サンは小悪魔的な王子様が似合う気がします。
お気に入りのセリフは、シーラの「食えるのか?」ですねぇ〜。 かわいいです!! 集中して聞かないと分からないかもしれないですけど…
白シーラの悪役っぷりもGOODです。
続編期待!!
先日本屋でこの本を見つけ、その表紙の美しさに、内容をよく知らぬまま1・2巻同時購入しました。2巻の帯に「殺人者か、英雄か。」と書かれており、勝手に「グロテスクで人の心の奥深くまで踏み込んだ内容か」と想像していましたが、読んでみるとそうでもなかったようです。
確かに人によってはグロテスクという表現も含みますが、それほどではありません。
また、内容について言及しますと、正直言って私はあまり、楽しめませんでした。求めていたものの相違からかもしれませんが…。
まず、勇者のキャラが薄い(彼の名もあとになってようやくわかるほどです)。勇者は"勇者"のくせに殺しをしません。それはなぜか?その理由も書かれていますが、勇者が信念を突き通すものとしては甘いような気がします。
また、勇者のキャラが立っていない分魔王のキャラはしっかりしています。魔王はこれまで、殺すことにちっとも罪悪感を覚えず、人でもモンスターでも殺してきましたが、それが勇者との出会いで考え方に変化が起こり、やがては恋(と言っても魔王の完全な片思いですが)に発展します。ですが、私にはその流れも唐突すぎるように思われました。
1巻後半から勇者の右腕となる男や、仲間である少女(彼女は2巻から)も登場しますが、…ごめんなさい。私には、彼らが「話の流れ上、こうしたら面白い」という設定から作られたようなキャラクターにしか感じられませんでした。それぞれ個々に、ちゃんと「性格」はあるのですが、ありきたりでいまいち、という感じです。
なので、ストーリーを重視する方にはこの漫画はあまりおすすめできません。
絵はきれいなので、「絵がきれいならそれでいい」という人は買って損をしないかもしれません。
散々言ってますが、一度読む程度ならそれなりに面白い作品です。
表紙だけで購入を考えている方は、ぜひ一度、すでに購入している友人や知人などから借りてみたりして、作品に目を通してからのほうがいいと思われます。
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