不思議な魅力に私の琴線が物凄く心地よく触れてしまいました。嬉しくて感動し、こんなに見る度に情熱を感じ、けれど安らかな優しい心地になる映画に久しぶりに出逢えて幸せを感じます。…何気ない日常のなにもかもが魅力的に見えて…寺島しのぶさんだからこそ醸し出せる世界感。そしてあまりに美しい役柄の豊川悦司さん。憎いほど儚く魅力的で、陶酔してしまいます。そこら辺に転がってそうでなかなか巡り逢えない出会い…憧れたりしちゃいます。憂鬱で官能的で完璧です。この理想の世界は私の宝物です。偶然にも蒲田に何度か縁があったので特別になりました。蒲田を散歩して東急プラザの観覧車に乗ってもみようかと思ってます☆
shelaさんのifがipodから流れてきて、ふとshelaさんは今何をしているんだろうと思って調べてみたら新曲が出てました。 早速購入した感想は…昔のshelaさんの感じで懐かしくも新しくもあるという自然と入り込んで来る曲ばかりでした。 四曲目のSTARTというタイトルの通り、shelaさんの新しいSTARTになればいいと思います☆
「勤労感謝の日」「沖で待つ」「みなみのしまのぶんたろう(文庫版のみ収録)」の合計3編の短編集で、計174ページと解説で構成されている。「みなみのしまのぶんたろう」は色合いが違う短編だが、あとの二つは、総合職で働く女性の苦悩について書かれてあるように思える。
各短編について紹介します。 「勤労感謝の日」:主人公は現在失業中で、あるきっかけでお見合いをすることになった。お見合いの相手が仕事愛の男で、途中で逃げ出してしまう。主人公は後輩の水谷と喜三昧のマスターに癒されることになる。この話好きですね。
「沖で待つ」:主人公(及川)と太っちゃんの恋愛関係とは違う、同じところに赴任した同期の連帯感について描写してある。2人が働いている様子もありましたが、お客さんだったり同僚などの人とのかかわりの中で、現場を試行錯誤しながら経験することによって仕事人として成長していくんだろう。
「みなみのしまのぶんたろう」:総理大臣の弁当を盗み食いした事が見つかって、南の島に左遷され、その島での生活をするぶんたろうの話。ひらがなとカタカナのみで書かれてあるため、正直読みづらい。
これ程までに、内田有記さんの魅力を引き出せた映画は無かったのではないでしょうか? 9歳年上のスーパーの総菜売り場の女の人が忘れられずに、、、(ほんま?)。この額子なら納得です。 美しい。白髪でも美しい。体に障害を持っても美しい。 ぶっきらぼうな言葉やたばこが全く下品にならないのは彼女ならでは。 不器用で、表現下手な心の内面が判る良い演技でした。 成宮くんとの相性もバッチリです。 人間の弱さ・挫折・再生という普遍のテーマを上手にドラマ化しています。 3回もみてしまいました。良い映画です。
「忘れられたワルツ」(絲山秋子)を読んだ。なんだろうこのストンと腑に落ちる感じは。収録された7篇すべてが心地良く胸を打つ。読了後胸中に広がる波紋はしばらくおさまりそうにない。まさに名人の域に達した感のある絲山秋子さんである。これは読むべし。
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